もし叶うなら
もし叶うなら(黒×白)
「なァ、白」
「・・・何ですか?」
「もし次生まれ変わることができたら、今度は俺、ちゃんとした女になりてェな」
そう言うと、
黒は再不斬似の短い黒髪を揺らして笑った。
「黒なら、きっとなれますよ」
「そうか?・・・でもやっぱり、俺は何回生まれ変わっても、最後はお前のそばにいてェよ」
そう言うと、白は黒をやさしく抱きしめた。
「・・・僕もです。例え性別が違っても、国が違っても、生きる時が違っても。僕は、必ず最後に黒を抱きしめて逝きますよ」
「俺も同じだ。最後に必ずお前を抱きしめる」
二人は額をこつん、と合わせて、
両手をぎゅっ、と絡めあった。
「・・・もし叶うなら、今度は呪われた血筋も、戦いも、忍も、何もないところで生まれ変わって、静かにお前と暮らしてェ」
「・・・僕もです」
「・・・約束・・・した、よな・・・。必ず、最後は・・・お前を抱きしめて、逝くって」
「約束通り、に・・・なりました、ね」
もし叶うなら
(今度は静かなところで一緒になろうな)
(何もないところで、二人きりで)
ーーーーーーーーーーーーーーー
穢土転生の二人がガチで切なかった
- 119 -
*前次#
ページ:
ALICE+