触れる指先
触れる指先(デイダラ×メシイ)
「・・・デイダラ、どこー?」
見えない目で、大事な人を探してふらふらと
アジトをうろつくメシイ。
「・・・メシイ!うろつくと危ないぞ、うん」
「デイダラ!」
「ケガしたら大変だぞ、うん」
「んー、大丈夫。私は目が見えなくても手で見えるから」
そう笑うと、メシイはデイダラの手を、
デイダラの手より小さな自分の手で包んだ。
「・・・ん?」
「どうしたんだ、メシイ」
「あー、「芸術」作ってたのか。邪魔してごめんね」
そう言うと、メシイは
デイダラの手からついたであろう、自分の手のひらの粘土の塊を、
指先でちょん、とつまんだ。
「別にいい。芸術も大事だけど、お前より大事なものなんかないからな、うん!」
「・・・えへへ、うれしいな」
そう言うと、メシイはデイダラをぎゅう、と
強く抱きしめた。
触れる指先
(触れなくてもわかる)
(あなたが私を好きでいてくれることは)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
タイトルがETみたい
- 120 -
*前次#
ページ:
ALICE+