拗ねた顔すらも可愛いんです!
(リータがすねスネークに憑りつかれる話)
「〜♪」
「どうしたんですか、ケータ君。ずいぶんご機嫌ですね」
「ケータは昨日、可愛い女の子からクッキーを貰ってたニャン」
「・・・作りすぎたのを貰ったとか、そう言う感じですかね」
「あら、相変わらず普通ねぇ〜」
「普通って言うなー!」
ケータがそう話していると、
その話を聞いていたリータが不機嫌そうな顔をしていることに気付いた。
「リッちゃん・・・?」
「・・・どうせ、ケータくんは私みたいに中途半端なハーフより、可愛い子が好みなんでしょ?」
「ええっ!?そんなことないよ!」
ぷくっと頬を膨らませ、不機嫌そうにケータを睨む。
・・・ケータが「拗ねて怒る様子ですら可愛い」と思ったことは内緒だ。
「リッちゃん・・・どうして拗ねてるの?」
「・・・知らなーい!自分の胸にでも聞いてみたら!?」
「おかしいですねえ・・・リータは好きな人がクッキー貰ったくらいで、拗ねる子じゃないんですが」
そのエーテルの言葉に、ケータは気づいた。
「・・・まさか!」
ケータがリータをウォッチの青い光で照らすと、
リータの隣に、すねスネークが現れた。
「あれは・・・すねスネーク!」
「また来たの!?」
「前回はお前の親を狙ったから失敗したんじゃ。今回はこいつを狙ってやろうと思ってな」
「リータから離れてよ!」
「嫌じゃ」
そう言うと、すねスネークは即座に
リータの後ろに回る。
「(リータが人質に取られている以上、無茶なことはできません!「あれ」で行きますよっ!)」
「(うぃっす)」
「(わかったニャン!)」
「リータっ」
「・・・何?」
「私はリータとケータさんのカップル、とてもお似合いだと思いますよ!」
「ええ、そうです!クッキーぐらいじゃその愛は壊れません!」
「そうニャン!ふたりはアツアツニャン!」
必死に説得する3人を、リータは冷めた目で見て、
滅多に言わない、冷たい言葉を言い放った。
「・・・正直、うざいんだけど」
結構その言葉は胸に来たようで、3人はその場にへたり込んだ。
「・・・だ、駄目です、私達じゃどうしようもありません・・・」
「ここはやっぱり、ケータ君自身が行かなきゃダメでうぃす・・・」
「そうニャン。ケータがリータを怒らせたんだから、責任もって行くニャン!」
「・・・ええっ!?」
3人にぐいぐいと背中を押され、ケータはリータと向き合った。
「・・・何?」
「えっと、あ、の!・・・その・・・」
ケータがどもっている間に、
すねスネークは「飽きた」とリータのそばを離れて、どこかへ行ってしまった。
「俺は、他の女の子なんか見てない。リッちゃんの事だけが凄く大好きなんだ!」
「確かに、貰ったクッキーで浮かれてたのは、俺が悪かったよ。」
「・・・でも俺、リッちゃんだけが好きだしっ、離れたくないし、その、だから・・・」
「(いつも、肝心なところでどもるニャン)」
「(うざったらしいくらい、ウブですね・・・)」
「その、今度からは気を付けるから・・・」
「あ・・・許して、くれない・・・よね?」
「バカだねえ、ケータくん」
「・・・え!?(あっ、いつの間にかすねスネークが居なくなってる!?)」
リータはさっきの不機嫌そうな顔から一転、
照れと嬉しさの混ざった笑顔で笑っていた。
「えっ、あっ・・・うわあああっ!!」
そしてケータは、今更さっきの言葉が相当恥ずかしいものだと気付いた。
「・・・私もあんな些細なことで拗ねてごめんね。」
そう言うと、リータはぎゅっ、と
ケータを抱きしめた。
「やっぱり、私ケータくんが大好きだよ」
「・・・俺も、リッちゃんが大好き!」
そう言い返し、ケータもリータを抱きしめ返した。
「・・・一件落着、ってところですね」
「まったく、本当にこの二人はアツアツですね」
「オレっち達が完全に蚊帳の外ニャン」
「幸せなら、それでいいんじゃな〜い?」
拗ねた顔すらも可愛いんです!
・・・ケータ君がすねスネークに憑りつかれる漫画に萌え苦しんだ結果でs(殴
実際、この二人は全く喧嘩しなさそうだ。
一体何の妖怪がついて(ヲイ
すいません、幸せが好きなだけです。
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