母親の苦悩を知れ、父親達!
(空条家と花京院家。徐倫&白羽幼少時代。)
アクセサリーデザインの仕事が終わった桜は
疲れた顔をして、フラフラと仕事場から出てきた。
さっきまでリビングで遊んでいた、自分の娘の白羽と、
(勝手に)遊びに来ている桜の兄の承太郎の娘、徐倫が見当たらず、
桜はきょろきょろとあたりを見渡し、
ソファーの上でヒトデの図鑑を見ていた承太郎に声をかけた。
「あれ?・・・兄さん、白羽と徐倫ちゃんは?」
「・・・二人なら、外に遊びに行ったぞ」
「そうなの?・・・あと、典明はどこ行ったの?」
「あいつならチェリーを買いに行った。そろそろ戻るはずだが」
「もう!二人を見ててって言ったのに!」
そう桜が怒っていると、ちょうどいいタイミングで
桜の夫である、花京院典明が帰ってきた。
・・・手に、チェリーの入った大きな箱を持って。
「ただいま」
「またチェリー買いに行ってきたの?相変わらず好きねぇ・・・」
「・・・そういえば、徐倫ちゃんたち見なかった?外で遊んでるらしいんだけど」
「途中で会ったよ。公園で遊んで帰るって」
「そう。それならよかったわ」
「ああ、喉乾いた!・・・紅茶でも淹れて飲もうっと。・・・二人も飲む?」
そして、桜たちが紅茶を飲んでいると。
「あれ?ドアが開いた音が・・・」
「徐倫達か?」
そう言って玄関に向かった3人が見たものは、泥まみれで傷だらけの二人だった。
泣きじゃくる白羽を、徐倫が半泣きでおんぶしている。
「どうしたの、二人とも!そんな傷だらけで・・・!」
「こうえんにいったら、おとこのこたちがしらはをいじめたの」
「あたし、がんばってしらはをまもったけど、まけちゃった・・・」
そう言うと徐倫も泣き出す。
そんな二人を桜は片腕ずつでひょいと抱き上げ、あやした。
「・・・よしよし、怖かったよね。泥で汚れちゃったし、お風呂入ってこようね」
「ママぁ、こわかったよう・・・」
「白羽も痛かったね。綺麗にしてから可愛いばんそうこう貼ってあげる」
「・・・ぴんくの、うさちゃんがいい」
「はいはい。」
「徐倫ちゃんも綺麗にしようね」
「・・・あひるさん、いれていい?」
「いいよ。船のおもちゃも入れよっか」
そうあやす桜の後ろで父親たち(花京院&承太郎)達はものすごい邪悪なオーラを出していた。
「・・・徐倫、誰にやられたんだ。言え」
「・・・白羽の敵を討ってきてあげるよ、倍返しでね」
そう言う二人の後ろには、
スタープラチナとハイエロファントグリーンが、これまた鬼の形相で。
「・・・二人とも、悔しいのはわかるけどスタプラとハイエロを出すんじゃないの!」
そして桜も自分のスタンド、デンドロビュームを出し、
オラァと1発ずつ、遠慮なしにぶん殴った。
「パパー、パパはー?」
「おとーさん、ねちゃったよー?」
「パパたちはちょっとおねんねさせておきましょうねー」
「「はーい!」」
そして桜は気絶した二人を置いて、風呂場へ向かっていった。
母親の苦悩を知れ、父親達!
うちの承太郎さんと花京院さんは親バカです。
桜はいいお母さんなんです。
一応、このころから白羽はスタンド使いなんで
デンドロもスタプラもハイエロも見えてるけど、徐倫が居るので見てないふり。
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