君が流したユメナミダ。


この恋よ、あの子の心にボラーレ・ヴィーア!!


(ツバキとナランチャ)


「ねえねえ、ミーナ・ステルスの足知らない?またどっかに置いてきちゃったみたいなのォ〜」

半泣き状態で現れたツバキ。
しかし、いつものツバキと違い、
いつもあるはずの右足がなくなっていた。
その横でふよふよ浮いているツバキのスタンド「ミーナ・ステルス」にも右足が無い。

ミーナ・ステルスは自分自身のやスタンドの体をバラバラにして浮かせる能力があるのだが、
一定距離離れると、そのままになってしまうらしく、
たまに足や手の一部をどこかに失くしてしまい、ミスタやナランチャたちに探してもらうのが
ツバキの習慣になっていた。

一見、何も知らない人が見ればものすごくホラーな光景だが、
皆は気にすることなく席を立って、失くした右足を探し始めた。

「・・・俺、キッチン探してくる」
「じゃあ私は寝室を探してきてあげるわ」
「ぼ、僕、庭見てきますね!」

「私も、もう一回探してみる・・・うわああッ!?」

ツバキも探しに行こうとするが、
なんせ右足を失くしたものでバランスが取れない。
もう少しで地面に転がり込むところだったが、
間一髪でナランチャが受け止めた。

「大丈夫かよォ、ツバキ!?」
「・・・うん、なんとか」
「すぐ俺たちが見つけてきてやるからさ!だから泣くなよ」

そう言うと、
ナランチャは涙で濡れたツバキの目の下を、指でくしっと拭う。

「ほら、俺に捕まれって」
「・・・うん、ありがとナランチャ」

すん、と鼻をすすって
ナランチャの肩につかまるツバキ。

「お礼に今度、「ティアーモ」のチョコ奢ったげる」
「そんなのいらねえって!」
「え?」
「チョコよりも・・・その、あの」

そう言うと、ナランチャは顔を真っ赤にさせる。
そして覚悟を決めたようにこう言った。

「・・・お、俺とデートしてくれ!」
「え?」

ツバキは数秒後にその意味を理解したのか、
顔をナランチャに負けないほど真っ赤にした。

「だ、ダメ?」
「・・・ううん、いいよ。今度の休みどっかに行こ。」
「やった!!」

そう言うと、ナランチャはツバキを引き寄せて抱きしめた。

ツバキもまんざらではない顔をして、
ナランチャに抱き付いた。


この恋よ、あの子の心にボラーレ・ヴィーア!!


(・・・右足見つかったんだけど、近寄れねえ・・・)
(仕方ないわね、邪魔したくないし、あとで渡しましょ)






ラブラブなふたり。

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