君が流したユメナミダ。


トリップ


意識が薄れていく中で思ったんだ。

また、駄目だったね。

今度の世界、私達幸せになれる?
何回も生き返って死んでいるけど
2人とも、人に愛されたことが無いの・・・。


・・・今も、昔も。






「・・・来たのぅ」
「久しぶりやなぁ、黒華」
「久しぶりー」
「おぬし達、今度はどういう風に死んだんじゃ?」
「いやぁ、敵のマシンガンに当たってもうてなぁ・・・」
「だってあんなのに殺傷能力があるとは思ってへんかったもん・・・」
「今度はどの世界を所望するのじゃ?わらわが知ってるところならどこでもいいぞ」
「どないする?」
「そうやね・・・うちはBLEACHの世界行きたいわぁ・・・(ギンはんカッコええし・・・)」
「「聞こえて/る/おる/ぞアスカ」」
「にゃぁあああ!」

「そうじゃのう・・・BLEACHならわらわもよく知っておるでのぉ・・・お前達に死神の力をやろうかの・・・」
「「やったぁ!おおきに!」」
「しかし」
「「え?」」
「この斬魂刀の名前を答えられたら・・・の話じゃぞ。」

そういって黒華は手をパンと叩いた。


すると、ぴょんっと双子の女の子が
現れた。

「シオン様、私の名前がわかりますか?」
「わかる・・・わかるで!「黒月」(クロツキ)」

なぜか頭の中に「黒月」という文字がぱっと浮かんだのだ。

「アスカ様、私の名前、見えますか?」
「見えるわ・・・「黒蝶」(クロチョウ)!」

黒蝶のおでこに、うっすらと名前が浮かんでいるのだ。

名前を言うと2人とも向かい合って
くすっと笑った。

「シオン様まずは私の能力をお教えしますね。私は他の斬魂刀の能力をコピーできます。サイコメトリーを使えば触れた相手の記憶だって読めちゃいます。」
「すっごいなぁ・・・」
「アスカ様っ、私だってすごいんですよ!ただ単に斬るだけじゃなく、この刀を通して、人にパワーなどを送ることも出来ます!エレキネシスを使えば相手を感電させられます。」
「すごーぃ!」


「そろそろ時間じゃぞえ」
「待ってな!」
「なんじゃ?」
「斬魂刀はいいけど・・・あたしたち死神になれないよ?義魂丸もないし・・・」
「心配いらんぞ、おぬしらのリミッターにその機能を入れておいた。ちゃんと肉体にはおぬしらをそっくりコピーした魂が入る。」
「ホンマ毎回すまへんなぁ・・・」
「おーきに!」
「いいのじゃよ。こんな神の世界は退屈しておるからのぉ・・・」
「もう、行ってもええか?」
「いいぞ。行って来るがよい。」
「じゃぁ、さよなら!」
「またな!」

そう言うと2人ともまばゆい光を放って消えた。



「あの子達に深き恵みのあらんことを祈ろうかの。」


黒華は椅子に座りなおして、
水晶玉を見つめた。


光が消えると、あたりは高い高い空の上。

「なぁ、アスカ。」
「なんや?お姉ちゃん」

「うちら今絶対落ちてるよね!」

「お姉ちゃんアホやな・・・サイコキノ使えばええやん」
「そういやそうやな・・・おおきに。」

サイコキノで体制を整えて、辺りを見回す。

「あ、あれ一護たちとちゃうん!?」
「ほんまや!行こ!」
「と、その前に・・・」
「おっと!」

2人ともネックレスに触り、死神になった。

「うぉ!ホンマになった!」
「斬魂刀もちゃんとあるで!」
「じゃ、行きまひょか!」
「OK!」

サイコキノで空を飛んで一護たちのところに急ぐ。


2人は徐々に徐々に一護達の近くへ近づいていく。

「見えてきたな・・・狽、わっ、虚がおるで!」
「どないする?驚かす?」
「それにはおよばへんやろ。どーせうちらが死神ってコトで驚くやろしな。」
「そやねー。」
「あ、えーこと考えた♪」

ポンとシオンが手を叩いた。

「まさか・・・虚の上に乗っかるとかちゃうよな?」
「あったりー♪」
「そりゃええ考えや!」

シオンはアスカの手を引いて、
気づかれないように虚の上にそろそろと行き・・・


ぴたっとサイコキノで飛ぶのを止めた。


「ひゃっほー!」
「きゃああああああああ!!!」



虚の顔面に見事にクリーンヒット。


「「!?」」

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