この世界に在るために
私たちはいろんな能力を持ってる。
それで化け物呼ばわりされたり、
悪用されたり・・・
この世界ではどうなるのか
ちょっと試してみよう・・・
「よいしょっと」
シオンはガラッとドアを開けた。
「自己紹介してくれ。」
「えっと、卯月シオンや。隣におるアスカはうちの妹や。よろしゅうに♪」
そしてふわりと笑う。
(((綺麗〜〜〜/////)))
クラス中がシオンに見とれる。女子も。
「〜〜〜ッ///」
ここにも心奪われている男が一名いた(笑)
「うちは卯月アスカや。好きなものはシュシュとリップクリームや。よろしゅうに♪」
パチvVと軽くウィンクをするアスカ
(((可愛い///)))
これまたクラス中の心が一致(笑)
「シオンは黒崎・・・あのオレンジの髪の奴の隣で、アスカはシオンの前の席な」
そう言うと越智さんは教室を出ていった
2人は言われた席へ着く・・・と同時に
「「シオン/アスカさぁ〜んvV」」
2人はいつものメンバーに囲まれた。
そして恒例の自己紹介。
「私は有沢たつき!!たつきでいいよ!!んでこっちの巨乳の子は織姫」
「よろしくね♪」
「よろしゅうに。」
「よろしゅう♪」
「僕は小島水色。んでこのうるさいのが浅野啓吾さん」
「Σなっ!!何で敬語なのよ!?」
「んで、そいつがチャドだ」
「ムッ・・・」
「「よろしゅうに♪」」
ニッコリと微笑む2人にみんな赤面する。
と、ここで一護はフッと重要なことを思い出した
「おい。お前ら校内案内してやるから来い」
「「え?」」
普段なら絶対にありえない
一護の行動に周りは目を見開く
でもシオンとアスカはハッと状況を
悟った。
そしてルキアを連れて一護について行った。
校内から離れた場所に向かう一護
「どこまで行くつもり?こんな人気のない所に連れ込むなんて私何かされるのかしら?」
「きゃーwwwケダモノぉーww」
「お前は黙ってろ!!それから、その気色悪い喋り方はやめろ!!」
「あはは(笑)でもよぉ一日でその喋り方覚えたなぁ」
「ほんまや」
クスクスと笑うシオンとアスカ。
「そうでしょう?気色悪いなんて心外ですわ」
「だよねー」
「ですよねー」
「うるせぇよ!!それよりどういうつもりか説明してもらうぜ!!」
「説明?」
「そうだ!!てめえの仕事はもう済んだんだろ!?それが何でウチのクラスにいるんだよ!?ソウル・ソサエティとか言うところに帰ったんじゃなかったのかよ!?」
「たわけ!!ソウル・ソサエティに戻れるのは死神だけだ!!・・・今の私にはあそこへ戻る術(すべ)がない」
「あん?どういうことだ?」
ルキアの言葉に一護は頭にハテナを浮かべる。
「えーとな、つまり・・・えらいことにルキアは死神の力を失ったっちゅー事や」
「やから、ソウル・ソサエティに戻れへん・・・って事やろ?」
「そうだ」
「!?・・・な・・・」
一護はその言葉に目を見開く
「で、でも俺はもう死神じゃねえぞ!?着物じゃねぇし!・・・ドコいったんだその“死神の力”は?」
「お前の“中”だ。お前の“肉体”ではなく、“魂”が死神化しているのだ」
そう言って一護を指差すルキア。
シオン達も一護も言葉を失う
「とにかく!!昨夜のあの時私の力は殆ど貴様に奪われてしまったのだ!!」
「うちが見るにルキアに残っているのは僅かな鬼道を使う力のみ・・・やね」
「そうだ・・・今もこうして義骸に頼らねばならんほどだ!!」
義骸。聞き慣れない言葉に一護はまたしても首を傾げる
ルキアは溜め息をつくと義骸について説明する
義骸とは緊急用の仮の肉体・・・
弱体化した死神は虚に狙われやすいため、これに入って人間のフリをしているらしい
「で?その弱りきった死神サマが俺に何の用だ?」
「それだ!!本題。」
ここからが本題らしい
「貴様“ら”にはこれから私の力が戻るまでの間、死神としての仕事を手伝ってもらう!!」
「「「・・・ら?」」」
・・・
「「「はァ!?」」」
「当たり前だ。今死神の力を持っているのは貴様らだけだからな。もちろん補助はする。」
「ちょちょ・・・!ちょっと待ってな!!今ルキア、貴様・・・“ら”って言うた!?」
「うちらにそないなこと言われても!」
「そ、そうやで!うちら死神ゆーても鬼道も瞬歩も使えへんのよ!?やりかたからわからへんし!」
思わぬ展開にシオン達はあせる。
「うむ。その事なんだが、貴様らは幽霊などは見えたりするのか?」
「少しくらいなら見えるけどなぁ・・・霊能力の修行は積んだしな」
「そや。」
その言葉にルキアは顎に手を当て黙り込む
「な、なんや?」
「うむ。出会った時に感じたのだが、貴様らの霊力がかなり強いのだ。」
・・・
「「何やて!!?」」
2人は顔を見合わせるとコソコソと話し出した
(どういうことや!?確かに鵺野先生に霊能力を習ったけん、少しくらい高くてもおかしゅうないけど・・・)
(もしかしたら、エスパーが関係しとるかもしれへんね。)
(・・・まあ、ええか。もしかしたら、今より強くなれるかもしれへんよ・・・?)
(そしたら皆を助けてあげられるな・・・)
((よし!!))
2人は話し終えるとくるっと振り返った。
「ルキア!!うちら手伝うで!!」
「せや!」
「Σなっ!?」
「本当か!?」
その言葉を聞き、ルキアは目を輝かせる。
「そや!!困ってるルキアを放っておけないしな!」
「せやせや!困ってる人を助けるのは当然やからな!」
そう言ってニッコリ微笑む2人。
「さすが私が見込んだ者達だ!!ありがとう!!」
「でもうちらルキアみたいに鬼道とかできへんよ?斬魂刀はあるけど」
「そのことなら心配するな!!お主らにはまず鬼道を修得してもらう」
「鬼道・・・」
シオンは目を少し輝かせた。
「で?一護はどうすんねん」
アスカが一護に問いかける。
「言っておくが貴様に断る権利はないぞ。元はと言えば・・・「断る!!」
ルキアの言葉を遮り、
顔の前で×をつくる一護
「・・・何だと?」
額に青筋を浮かべるルキア
「断るって言ったんだ!!あんなバケモノと戦うなんて2度とゴメンだ」
そう言って去って行こうとする一護
「弱虫やな」
「(ピクッ)」
一護の足が止まる
アスカは一護の気持ちはわかっていたがが言わずにはいられなかった。
「・・・弱虫で悪かったな・・・俺は!!見ず知らずの他人のためにあんなバケモノとなんて戦えねえ!!俺はそこまでやれるほどできた人間じゃねぇんだよ!!」
一護の言葉にシオンは悲しげな表情を浮かべた。
・・・がアスカが・・・
「・・・そう・・・じゃあしゃあない・・・って諦めると思ったんかアホ!!!」
背を向けて歩き出す一護を思いっきり
サイコキノで地面にたたきつけた。
・・・・黒い。
「いっ・・・!!痛てェな!!てめえ一度ならず二度までも叩き付けやがっ・・・!!」
一護は坑議しようと打った鼻を押さえて
アスカの方へ振り返るが
顔を見た瞬間青ざめ、言葉を失った
「・・・ι」
((は、般若だ!!汗))
ルキアとシオンは少し引いた。
「ぬぁーにが"そこまでやれるほどできた人間じゃねぇ"だ!!ウチらだってそうや!!怖いに決まってんやろ!ふざけんな!」
涙ぐみながら、
アスカは怒鳴り散らす。
姉のシオンですらこんなアスカは見たことがない。
「一護・・・」
ぽろっと涙を流しながら、悲しげな表情で自分を見つめる
シオンに一護は胸が締め付けられる
その瞬間、一護はルキアの手によって魂を抜かれた。現れた自分の魂は死神の姿をしていていた。
「Σなっ!!」
驚く一護にルキアは"ついて来い"と言う
言われるまま、訳も分からずルキアについていくことに・・・
着いた先は公園
「おい(怒)」
「待て、もうすぐだ」
もうすぐと言っても先ほどから20分ほど待っている
「短気やね。短気だとお姉ちゃんに嫌われまっせ。・・・ハー(キュッキュッ)」
首にかかっているリミッターを息を吹きかけて、袖で磨きながらアスカはそうつぶやいた。
「・・・ッ!!うるせェな!!//」
「図星やん。」
「・・・//」
先ほどのシリアスな雰囲気はどこへ行ったのか。
「おい・・・この公園の近くに霊は出るのか?」
「あー・・・そういや出るな」
「どんな奴だ?」
「5歳ぐらいのガキだ。いつも12時近くになると、この公園で遊んでんだ。」
「友達か」
「何でだよ。3・4回見かけただけだ。それがどうしたっていう・・・」
スッ
ケータイのような物を差し出された。
「何だこりゃ?」
「指令だ。ソウル・ソサエティからの。」
「恐らくその子供が襲われる」
ルキアがそう呟いた時・・・
「うわあああっ!!」
指令通り虚に襲われている子供を発見。一護はそれを助けに行こうとする。しかし・・・
「待て!」
ルキアの制止の声に動きを止める一護
「助けるのか?」
「赤の他人・・・やろ。」
「な・・・何言ってんだてめぇ!?他人でも目の前で襲われてんのに助けないなんて出来るわけ・・・」
「・・・目の前で襲われてるから助けるん?」
シオンの言葉に一護は声を詰まらせる
「・・・目の前やろうと遠くやろうと・・・襲われるという事実に変わりは・・・ないんで?」
「!」
「もうええ・・・うちが行く!」
そう言うとシオンは
ネックレスに触れ、死神姿になってから
虚の元へ走って行った。
「Σなっ!!」
シオンを助けに行こうと走り出す一護
「行くな!!」
「何でだよ!!シオンは他人じゃねェ!!シオンは・・・・俺の大切な奴だ!!」
「だぁーかぁーら!それが甘い言うてんねん!」
一護の眉間にビッと指を当てるアスカ。
「大切とかなぁ・・・目の前で襲われてるからとか、そんな甘いこと言うちゃあかへんの!」
「死神は全ての霊魂に平等でなければならぬ!!」
「手の届く範囲だけ・・・そう都合良くはいかへんのよ?」
「半端な心持ちであやつらを助けるな!!今あやつを助けるというなら・・・他の全ての奴も助ける覚悟を決めろ!!」
「どこまでも駆け付けてその身を捨てても助けるという覚悟をな!!」
シオンの言葉に
一護の脳裏に昨夜のことが思い出される。
「(そうだ・・・俺は)」
一護は虚の前に立ちはだかる
「何だぁ?てめ・・・え"ッ!!」
喋り終わる前に虚の足を斬り落とす一護
「一護・・・」
シオンは頬に少し切り傷があった。
「・・・悪かった・・・」
そう言ってシオンの頭にポンッと手を置く
「一護・・・」
シオンは素直に謝る
一護にふわりと笑みを溢した。
「一護・・・覚悟は決まったのか・・・?」
「ゴチャゴチャうるせぇ!!覚悟だとかそんなモン知るか!!俺は助けたいと思ったから助けたんだよ!!悪ィか!!」
「・・・な・・・!」
「クスッ・・・」
「(一護らしい考えやな・・・)」
シオンは嬉しそうに
優しい笑顔で一護を見つめた。
「てめェは違うのかよ!!テメーはあの時体張って俺を助けてくれたじゃねーか!!あん時テメーは"死神の義務だから"とかそんな難しいこと考えて助けたのか!?体張るときってそんなんじゃねぇだろ!!」
一護の言葉にルキアは言葉を失う
「少なくとも俺は・・・違う!!」
向かって来た虚にトドメを刺し、
言葉を続ける
「・・・確かに覚悟はしてねー。・・・本当にヤバくなったら逃げ出すかも知れねぇ・・・俺は赤の他人のために命を捨てるなんて約束ができるほどリッパな人間じゃねぇからな・・・」
一護の言葉を黙って聞くルキア達。
「けど・・・残念なことに受けた恩を忘れてヘラヘラしてられる程・・・クズでもねぇんだよ!!」
そう言う一護にルキア達は笑みを溢した
「手伝わせてもらうぜ!!死神の仕事ってやつをな!!」
一護はルキアに手を差し出す
「ああ・・・よろしくな」
その瞬間、
シオンとアスカは向かい合って笑った。
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