恋する乙女の悩みって言う物は
苦しいんだ
辛いんだ
寂しいんだ
お姉ちゃんが幸せになってくれるのはいい
いいんだよ・・・
でもね
私の恋は届くのかもわからないの
だって私が好きな人は
あのギンなんだもの・・・
「ん・・・うぅ・・」
目を開ければ隣は、いつものようにアスカがいるが
周りはいつもと違う景色。
「そうか・・・トリップしたんやっけな。」
前までいた色んな世界のことを思い出す。
「今まで早起きやったからなぁ・・・」
ふぁ・・・とあくびをしながら隣を見れば、
アスカが静かに眠っていた。
「うにゅぅ・・・」
「・・・(寝言可愛いな・・・)」
コムイのようにシスコンに入りかかっているシオンにエールを。
「ん・・・朝やの・・?お姉ちゃんおはよう」
「はい、おはようさん」
アスカがもそもそと起き出した
その時
「ギャーーーーー!!」
隣の部屋から一護の、悲痛な叫び声が聞こえてきた。
「朝から賑やかやね」
「そやな。」
クスッと笑みを溢しつつ
開いているドアからシオンは一護の部屋を覗き込んだ。
「あ!おはよ//」
「おはようさん//」
朝からシオンの髪色のような
ピンクオーラがあたりに・・・
「朝から元気なんやね」
「・・・そうか?」
そう言って笑うシオンに
一護は頬を赤く染めた。
「シオンちゅわ〜んvVグッモー・・・ぐへっ!!」
シオンに抱きつこうとする一心を
一護が後ろから蹴りとばす
「「(この光景どこかで・・・)」」
「シオンに触んなこのクソ親父!!・・・ってお前ケガはどうしたんだよ?」
よく見れば昨日のケガが綺麗に治っている
「ケガ?何だそりゃ?俺がいつケガなんかしたんだ?」
「何?」
昨日のことは夢だったのかと外に出てみれば確かに襲われた跡がある
「(どういうコトだ?・・・全員傷はキレイに消えてるし、家のダメージはトラックが突っ込んで来たせいになってる・・・)」
一護の心情を察した2人が口を開く
「「ルキア/や/さね」」
一護にしか聞こえない声で言うと
一護は目を見開いた
「なんで・・・わかるんだよ」
「うちは一護のことなら何でもわかるんや♪」
「〜〜〜//」
一護がシオンの言葉に照れていると・・・
「(ブチッ)あぁ・・・さよか・・・そんなに壁にぶつかりたいんやなー!?」
ドカッ!!バキッ!!
「ぐはぁッ!」
切れたのか、薫が皆本にやるように
サイコキノで一護を壁に思い切り
ぶつけるアスカ。
「Σこら!」
「ゴルァ!!てめェいきなり何しやがる!!」
「やかましいわ!うちの姉ちゃんに近づくんやない!!」
そう言ってベーッとアスカは舌を出す
一護の額に青筋が浮かぶ
「(ぁンの野郎〜〜ッ)」
「ざまぁみやがれ!」
睨み合う2人
「こらこら、アスカ。なんでそんなに一護につっかかるん?」
「だって〜・・・」
「あ、言わんつもりならええで?」
「ふぇ?」
「サイコメトラーなめたらあかんで。安心しぃ・・・心の奥底まで読んだるでvV」
(((黒ッ!!!!)))
全員の意見が一致した。
「で、でも・・・(思ってても口には出せへん。そんなことを言うてしもうたらお姉ちゃんが困るのはわかってるから・・・)」
うつむいてしまったアスカを見て
ハッとシオンはアスカの
言いたいことを理解したのか、優しく
アスカの頭を撫でてやった。
「大丈夫やで。ずっと一緒やから。うちら姉妹やろ?な?」
そう言ってニッコリ微笑む。
「〜〜〜ッ!!おねえちゃーんっvV」
「ハイハイ(笑)」
一護は笑顔で抱き合う2人を見て
呆れたような笑みを溢した。
「ほら、ユズが待ってるから早く飯食おうぜ。お前らも学校行くんだろ」
「「うん♪」」
嬉しそうに前ではしゃぐ2人を見て、
一護は優しい笑みを浮かべる。
それを見たシオンは
ニコニコしながら一護のそばに駆け寄り、
一護の手をつかむ。
「ねー一護。」
「ん//なんだ?」
シオンはこっそり、サイコメトリーで一護の心を読んだ。
「うちらのこと、親子みたいって思ってた?」
「な、何でそれを・・・」
「あ、図星やったんね。」
くすくす笑いながらシオンはまず
アスカを指差した。
「アスカは子供な。んでうちはお母さんかな?一護はお父さん?」
「俺は嫌だぞ、こいつの父親なんて」
「違うでぇ、結婚するなら一護がええ・・・なーんてなvV」
「なっ//」
顔を真っ赤にして照れる一護。
「お、俺も・・・結婚するならお前がいい・・・なんてな。」
「えへへっ//」
シオンはふわりと一護に笑いかけた。
その後、
朝食を済ませたシオンとアスカは
キャッキャと笑ったり騒ぎながら
学校へと向かった。
「じゃあ俺こっちだから・・・。」
「うん。ほなまた後でな。」
「ん・・・//職員室はそこだからな。」
「わかったからはよ行け苺ちゃん」
アスカはさらっと反応した後
一護のクラスのある方を指さした。
「クッ・・・(我慢我慢・・・)」
シオンの前なので、
怒りを必死に我慢する一護。
「じゃあな」
「また後でな♪」
「またなー」
そう言うと一護は
自分のクラスへと入って行った。
「さっ、職員室行くで」
「うんっ」
ガラガラ・・・
ゆっくりと職員室のドアを開けた。
「「すみませーん」」
「おっ、お前らが転校生か?」
ハモって登場した2人に
若干驚きながらも尋ねる先生。
「お前らの担任の越智だ。よろしくな」
「よろしゅうにー」
「よろしくお願いしますー」
「お前達のクラスは1―3だ。行くぞ。」
2人は越智について1―3へと向かう
「呼んだら入って来いよ」
そう言うと越智さんは教室に入っていった。
・・・あとにはしゃぎだす2人。
「ねぇねぇお姉ちゃん!織姫ちゃんとかいるやろか!?」
はしゃぎすぎだアスカ。
「おると思うで・・・?」
「Σ反応薄っ」
反応が薄いシオン。
なぜなら織姫は恋のライバルなのだからw
「苺のどこがええんやか・・・(ボソ」
シオンに聞こえぬように小さく呟く
アスカ。しかしその言葉を一護大好きな
シオンは聞き逃すわけがなかった。
「アスカ・・・そんなに死にたいんか?(黒笑)」
シオンはゆっくり振り向き、
それはもう素晴らしいほどの、般若のような黒〜い笑顔で言った。
「Σすいまへんッッ!!!」
勢いよく土下座をするシオン。
その時丁度越智さんが呼ぶ声が聞こえた。
「おーい!!入って来い!!」
「あ、呼ばれたな。」
「無視ー!?」
アスカの土下座をフル無視して
ドアへと向かおうとするシオン
「冗談や。ほら、行こか。」
「うー・・・」
シオンは笑いながら
そう言って優しく手を差し出せば、
アスカは嬉しそうにその手を掴んだ。
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