意識からの邂逅
「マジかわいいし、凄いよな〜!!」
「お前誰派?俺エルカバ派〜!」
「馬鹿!バティストだろ、普通に考えて」
「いやいや、ミスカルだろ!」
「・・・何をしている」
「バ、バダップ!!」
「何をしている、と聞いたのだが」
「・・・別に、女子の写真見てただけだし」
「女子?」
「お前ら、女子の3TOPって聞いたことあるかよ?」
「・・・あぁ、一応はある」
「聞いたことあるぜ。何でも俺達に名前が似てるとか」
「マジか?」
「ディフィとカルトに、その写真を貰ったんだよ!」
「あいつら・・・今度指導をしてやらねばならないか・・・」
「まぁ、お前らも見てみろって!」
そう言うと、男子生徒は
3人の前に写真を並べた。
「こいつが、バティック・ストラード。あだ名はバティスト。男っぽいが美人」
「こいつが、エルカバ・パフューム。あだ名はエルカバ。まじめで努力家」
「こいつが、ミストラル・カルチェ。あだ名はミスカル。腹話術の天才」
3人は、写真に目が釘付けになった。
バダップは、バティストに。
エスカバは、エルカバに。
ミストレは、ミスカルに。
「ふん・・・くだらん。この写真は没収だ」
「これ没収な」
「これもだ」
「あぁっ!ずりぃぞお前ら!!」
「ディフィとカルトに殺される〜ッ!!」
男子の悲痛な叫びも気にせず、3人はその教室を出た。
「では、また後でな」
「わかった」
「あぁ」
そして3人は、別れ別れになった。
そして、バダップが廊下を歩いていると・・・
「・・・しおり?」
足元に、しおりが落ちていた。
薔薇の押し花が貼り付けてある、綺麗なしおり。
そのとき。
「・・・何処だ?」
廊下の向こうから、バティストが現れた。
「何を探している」
「・・・しおりを探しているんだが、お前見なかったか?」
「これのことか?」
バダップは、すっとさっき拾ったしおりを差し出した。
「それだ!ありがとう。大切な物なんだ!」
バティストはそれを受け取ると、とても愛らしい笑顔で笑った。
それを見ると、バダップの胸はチクリと痛んだ。
「本当にありがとな。・・・お前、名前は?」
「バダップ・スリードだ」
「俺はバティック・ストリード。」
「バティック・・・」
「おっと、エルカバたちの落し物も探してやらねぇと。じゃあな」
そう言って去っていくバティストを見て、
バダップの胸はさらに痛んだ・・・
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