焼きもち焼いちゃ悪ィかよ


そして、大阪に来た俺達が着いたところは・・・

「・・・遊園地?」
「ここがやつらのアジト?」
「こんなところにアジトなんてあるのかしら・・・」
「間違いないわ。再度確認してもらったけど、このナニワランドのどこかに、奴らの拠点があるわ」
「とにかく、みんな手分けしてさがすわよ!」

俺は、士郎に声をかけようとした。
だけど・・・

「怪しいアジトですよねぇ〜」
「だったら、あっちだと思います!」
「ありがとう。」

プチッ。

俺の中で何かが切れた。
俺と言う彼女がありながら!!
バカバカバカ!タラシ!プレイボーイ!
もう知らねぇ!俺も浮気してやる!

「な〜、い〜ち〜の〜せ〜?」
「(Σ雪女怖ッ!!)な、何?」
「俺に付き合え!拒否権?んなもんどこにもねーよ!!」
「え!?」
「俺のヤケ飲み&ヤケ食いに付き合えコノヤローーー!!」
「ええええ!?」

そう言って、俺は叫ぶ一ノ瀬を
ずるずる引きずっていった。

「ちょ、土門助けてー!!」
「・・・ご愁傷様。」

俺は、一ノ瀬を引っ張りまわしてあちこち行った。
1時間ほど、散々飲み食いしてたら・・・なんか落ち着いた。

「・・・ぐすん。」
「雪女。落ち着いたか?」
「いちのせー、俺・・・醜いな。」
「何で?」
「ちょっと焼きもち焼きすぎたっぽい。」
「・・・よしよし。」

そう言って、一ノ瀬は頭を撫でてくれた。
・・・あ、やべぇ。
こいつの手すげえあったかい。眠くなりそ・・・

「んー、落ち着いたし・・・アジト探しすっか。」
「あぁ。」

俺らはそう言って笑いあった。

そうして俺達はあちこち探し回った。
ミラーハウスや、お化け屋敷とか・・・
だけど、アジトらしきものは全然見つからなかった。

「んー、どこにも無いな。」
「間違いだったのか?」

そのとき。

「何探してんの?」
「ん?」
「あ、あぁ。ちょっとな・・・」
「もしかして・・・アレか?」
「!」

一ノ瀬は驚いた表情をした。
いや俺・・・知ってんだけどな?
詳しいことまでは憶えてないが。

「ついてき!」

そうして俺らは、リカについて行った。
・・・んで、ついて行った先はもちろんリカの店。

「え、お好み焼き!?」
「まさか、ここが・・・」
「お好み焼き探してたんやろ?」
「え、いや・・・」
「おかーちゃーん、彼氏連れて来たでー」
「「か、彼氏!?」」

「お好み焼き食わしたってー。あ、2人前なー」
「何やて?」

そして、リカの母さんが一ノ瀬と俺の前に来て、
俺達をじろじろ見始めた。

「へー、リカの彼氏ちゅーんのはあんたか〜」

そして、不思議そうな顔をして・・・

「・・・リカ?どっちがあんたの彼氏や?」
「どっちもやー!」
「Σえ!?」
「・・・ハァ!?2人も彼氏おるんかいな!」
「せや!どっちもうち好みやねん!」
「いや、俺女・・・」
「いややな〜!恥ずかしいからってそんな嘘つかんでもええんで!!」
「いや、本当だし・・・」
「ええからええから!お好み焼き食うていきー!」

半分強制的に、俺らは席に座らされた。

「リカ、ちょっと来。」
「なーに?」
「あんたも見る目ないな〜。あんなヒョロヒョロした男のどこがええねん?あっちの白い髪の子はうち好みやけど・・・」
「おかーちゃんに言われとうないわ!自分こそおとーちゃんに逃げられとる癖に!」
「!?」
「せや!おかーちゃんの目のほうがよっぽど腐っとるわ!」
「なんやてー!?」

そんな親子喧嘩を目の当たりにして・・・

「一ノ瀬、お前の役得だろこれ。」
「いや、惚れられたのお前のほうだろ。」
「俺は女だっつーの。」
「ほら、今時百合とかあるから」
「バカ。俺にはもう彼氏がいるっつーの」
「え、マジ?」

そして。

「はー、ホンマに気ぃ悪いわ。ちょっと出てくる!!」
「・・・はい、これ。」
「何や」
「サービス券。どうせたこ焼き食いに行くんやろ?これ渡したら3個サービスしてくれるわ」
「しゃーないな、貰っといたるわ」
「ふふーん」
「「じゃあ、俺らもこの辺で・・・」」
「ダーリン達は行かんでええの!」

そう言って、リカが俺らの腰を掴んだ。

「「ダーリン達!?」」
「せっかく大阪まで来たんやから、お好み焼きぐらい食べていかな〜!」
「で、でも俺ら・・・」
「ええからええから!うちがむっちゃ美味しいお好み焼き作ったるから!」

そして、強制的にまた座らせられました。

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