青色の目


そして休憩。
廊下で出会った円堂と杉森が喧嘩をし始めた。
俺はその隙に、雪女と交代することにした。



雪女。

あいつらを、助けてやってくれ。

俺じゃもう、無理みたいなんだ・・・

アイスバードを、もう1発決めようと思ったけど

俺はもう、限界なんだ・・・

すまない・・・雪女・・・



兄ちゃん。

兄ちゃんは、悪くねーよ。

兄ちゃん、悪かった・・・無理させて。

俺、兄ちゃんの分も頑張るよ!

だから・・・見ててくれよな・・・



ドタッ。



そしてまた、雪女は倒れた。
起き上がると、目の色も、ペンダントの色も、タトゥーも元に戻っていた。

「うし、やってやろーじゃねーか!!!」


そして後半直前。

「雪女ー!!」
「すまねぇ守!遅くなっちまった!」
「お前、ドコに居たんだ?後半始まっちまうぞ!」
「悪い!さっき皆とはぐれて、今までその辺うろついてたんだ!!」
「まぁいい、お前が見つかったし・・・いくぞ。後半始まるぜ!」
「あ、ああ!!」


ピーーーーーッ!!



そしてホイッスルが鳴り、後半が始まった。
しかし御影の連中は、後ろに下がってディフェンスを組んだ。

「ちくしょう、このままじゃ動けねぇ・・・。おい、どうするんだ守!」
「どうする?俺も上がろうか?」

腹を立てた俺が、守に問いかけた
その時、土門も守に問いかけた。

「攻めてこないんじゃ、ココにいたってしょうがない・・・!!!」
「「えーーっ!?」」

土門と俺は吃驚した。
なぜなら、GKである守が痺れを切らし、
前線攻撃に出たからだ。

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