嫌ってほどに


「えーと・・・学力は優秀だけど、かなりマニアックな生徒が集まった学校。フットボールフロンティア参加校中、最弱だとの声が高いチームで・・・」
「・・・で?」
「狽ネっ、何コレ!!」

手帳を見ていた秋ちゃんが、突然真っ赤になった。

「どうした?」
「秋ちゃん、何かあったのか?」
「尾刈斗中との対戦前も、メイド喫茶に入り浸っていた・・・ですって!」
「狽゚、メイド喫茶ですと!?」

その言葉を聞くと、目金が何かはしゃぎだした。

「・・・何?それ」

夏未嬢はどうやら“メイド喫茶”の意味が分からないらしく、
冷ややかな目で目金を見つめておりました。

「そんな連中がよく、ココまで勝ち進んでこれたね。」

あきれたようにマックスが言った。

「これじゃあ、次の準決勝の試合の相手は、尾刈斗中で決まりでヤンスね!」
「・・・守。」
「何だ、雪女?」
「俺、準決勝の日、休んでもいいか?」
「駄目に決まってるだろ!」
「デスヨネー・・・」
「確かに前回は勝てた。だけど今回は、豪炎寺が居ないんだ。前みたいにはいかねぇぞ。」
「やっぱ行かなきゃだめですよねそうですよね。」


そのとき・・・

「大変です、大変ですーーーーっ!!」
「どうした!?」
「今、準準決勝の結果が、ネットにアップされたんですけど・・・!!」

「・・・尾刈斗中が・・・負けた!?」
「(あ、そっか。こうなるの忘れてた。)」
「尾刈斗中を倒すなんて・・・」
「一体、どんなチームなんだよ・・・秋葉名戸って・・・!?」
「・・・コレは行ってみるしかないようですね。」

みんなが驚いている中、
目金がそう言った。

「なぁ目金、一応確認するけど・・・どこへだ?」


嫌な予感しかしない。
本当に嫌な予感しかしない。

「どこって・・・メイド喫茶に。」


あぁ、俺のカンって
嫌ってほどによく当たるよな・・・


「まぁ、確かにそれは一理あるな。あの尾刈斗中を、なぜ最弱と呼ばれているチームが打ち破れたのか・・・」
「そうです。きっと何かあるはず・・・そのわけは、メイド喫茶にあると見ました。」

そういうと、目金は守の前に立ち・・・

「行きましょう、円堂くん!」
「・・・で、でも・・・」
「僕達、秋葉名戸のことを何にも知りません。これは・・・これは試合を有利に進めるための、情報収集なのですよ!」

いや、それただ単に
お前がメイド喫茶に行きたいだけだろ・・・

と、俺は思ったが
それは言わないことにした。

「よし!行ってみようぜ!」
「買}ジかよっ!?」

守のノリの良さに、
俺は軽く殺意が湧いた。

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