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「準備が出来たよ」

『ちょ!?こんな処に来なくても・・』

父「そうか・・・もうそんな時期か、」

『え?何?お父さんこの子見えてるの?』


当たり前の様に言う父に私は驚きを隠せない

この子は私の核の部分だ。

表沙汰になっていないはず、なのに見える

それに違和感があり過ぎて困っている中、少女は問う




「お父さん、都佑と皆で土井先生の世界に行かない?」

父「・・・・」

『ちょ、何そんなあり得ない事言っているの?』

「父親、母親、パピに都佑が土井先生の処に行くんだよ?」


そんな夢の様な事はない

私は拒否をした

だってそんなのあり得たとして死の世界だろう

この恋は閉じ込めたと言い聞かせているのに、

半助と居ると、どうしても閉じ込めていた感情が溢れてしまう



「お父さん、覚悟は出来てる?あ、家とかは心配しなくていいから、安心していいよ」

『お父さん、嘘だよ、ね?土井先生だけ戻して、』

父「都佑、それでいいん?」

『それは・・・』

父「確かに小さい頃にあいつが原因で別れた、けどもう一度都佑がやり直してほしいって言うんやったら

別の世界で家族で幸せに暮らすのもいいかなって俺は思うけど・・それに、土井先生に失礼やろ?一人で帰すとか」



本当にそれでいいのかと自問自答を繰り返す


土井先生が、君が良いのなら、と言った


私は少女に目を向けた



『本当に、出来るの?』

「出来るよ。もう家も用意しているし、言われたらすぐにでも調達できるよ。今すぐにでも行けるよ」

『私は、』


この世界が大好きだ

パソコンもスマホも、全てが愛おしい

でも、それに溺れるのはもういいのではないのだろうか?

そして私は、





『帰ろう、元の世界に』


そうして、少女は笑みを浮かべ、周りに光が解き放たれる

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/utakata3/novel/17/?index=1泡沫の白昼夢