Site Name
Log
#date# #time#
『貴方も、先生、好きなの?』そう体育座りで聞くと、はっきりとうんと聴こえたので思いっ切りふりかえってしまった
「私は、貴方が幸せなら、それでいいと思っていたの。
でも、彼らに出会って私達の絆は錆びていき、脆くなって、壊れる寸前になってしまった」
『どういう・・・こと?』
「私も土井先生が大好きなの。でも、私に盗られたくない。競争しない?どっちがあの人に愛されるか」
その言葉で、私は大きなものが身体にのしかかってきた感覚になった
なんで?
私達は2人で1人って
10歳の時、
私が母と父が別れたあの日
母が荷物をまとめてドアを閉めたあの瞬間
私はぽっかりと大きな穴が出来てしまった
私は頑張った
ひたすら、吹いて吹いて吹きまくった
なのに、
『(これじゃない・・・もっと、もっと凄いモノ)』
私は既に狂っていたのだろうか?
愛に飢えて、飛びついては離れて、親に縋り、その居心地の良さに溺れ、
滑稽な話だ。
10の時に人格を分けて、それに加え、一人の時は大きな穴と両親の離婚で頭がいっぱいになる。
なのにも、穴は塞がらず、愛犬を飼いだしてからかろうじで人には分からない位自分を隠せるようになった。
その方が都合がいいのだ。
怒られても、何をしても仮面の私が背負う
檻の中に傷一つ付けない様に優しく守る
私はそれが正しいと信じていた
なのに、皆は口を揃えて言う
「それは違う」と、
どうして?皆だって自分が死にそうな位辛い時そうしない?
そう言うと、皆は口を揃えて友達に相談するなり発散すると言う
何で?私は私を護る為に、他人に迷惑が行かない様にずっとずっと前から
10より前から気を使っていたのに、それが駄目なの?
嗚呼、皆が笑っている
私は母にも父にも呆れられたのだろう
気が付けば、大好きな音楽は大嫌いになって、
ずっと背を向けて、布団と体調と精神と闘った
ある日、檻に入れていた彼女が逃げ出した
私は寝ていて、帰ってきたら暗い顔をしていた
何があったのか聞いたら、この職業には向いていないと言われたらしい。
そんな事ないと私は反論する!
でも、彼女は何も聴かなかった
もう、耳を両手で塞いで、声を殺しながら泣いている姿を見るだけだった
私は何とか彼女を元の場所に戻す
彼女の目の色はもう色を判別出来なくなってしまった。
私は憎い
音楽が、母親が、この子に言った先生が
憎くて、私は、
彼女を守る事に専念するようになった
#ext_More >>#