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記憶の繋がり
目が覚めれば私は10歳になっていた
正確には、私は20歳の誕生日を迎えたばかりだったのに
『(・・どうしてこんな山奥に住んでいるんだ私は・・・(;´Д`))』
全く身に覚えのない世界に一瞬処か今迄どう過ごしてきたのか不安を覚える
が、その不安も直ぐになくなった
「都佑よ、こっちに来てくれぬか」
『はい!(あれ?昔の名前・・・)』
「実はな、お主に忍術学園に編入してもらいたいのじゃが、」
「忍術学園?編入?どういうことですか?」
私の父親らしき人物が長老らしき人物に言いがかった
長老「お主も分かっておるだろうに・・・この子がもうお前の子ではないと、そうじゃろう?都佑よ」
『は?一体、どういう、』
長老「時に都佑。お主、昨日何をしておった」
『え?確か、いつもの様に家で寝て・・・はっ!』
長老「これで分かったじゃろ?この村には50年に一回10歳の誕生日を境に別の人間が移ると言い伝えられておる。
幸いにも、お主の名前と苗字は前世と一緒のようじゃから何ともないだろうが、今の時代文字がかけなければ何も言えん。
この村を北に進んでいくと忍術学園と呼ばれる忍者を育成する学校がある。そこに学びに行きなさい。ワシらが話をつけておく。
三日後にはこの場所を立つように。以上」
『ちょっと待ってください!長老様、ですよね?私は今迄どんな生活をしてきたのでしょうか?・・・見た処体に不自由はない様に見えますが、』
その言葉に皆が動揺した声を出す
母親らしき人が私を抱きしめて来て、話は家で、と言われたので家に帰ることになった
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母「都佑、私の家の者は代々男は忍者として、女はくノ一として生きていたの。貴方はくノ一として生きる予定だったんだけど・・」
父「運が悪かったのか、此間まで床に伏せておってね、いきなり起き上った時には驚いた。
見た通りお前の身体は女だ。無論忍たまとして男の中で育てる予定だが、女としてばれたら此方に戻ってきなさい。
友達が出来ても、何が何でも帰ってくるんだ。分かったな?」
『・・・2人共、離縁をしないと誓ってくれるのなら、私はこのまま忍たまとして村から出ます。家にも帰りません。』
私は正座をして両親らしき人物に話をする事にした
今迄の生活と環境全てを話していく
私は、ちゃんと高校生まで卒業して大学まで進んだ筈だった、
しかし、人間関係にもまれて揉まれて精神が狂い、一時的に人間を嫌う様になってしまったのだ
そのおかげで人ごみは大の苦手になり、男には特に近寄りがたいものになってしまった
女子なら幾分かはマシだが、男はどうも頼れないと言うか近強・・まぁ、簡単に言うと襲われたのだ。
何回か、全部巻いたのだが、それでも知らない人に話しかけれるのはまだいい方だと思うが、
同じ過ちを繰り返したくないと考え耽る(ふける)と、気が付けばこんな場所に降りていた
誰も自分の事を知らない世界
来て見たかった世界に、不安しかない世界
私は、本当の独りぼっちになったのだと確信した一日を過ごした
親には一応全て話して、何とか納得してもらったが、正直悲しそうな顔が伺われる
『それもそうか、10になった子供がいきなり変な別人になられたらそりゃあ泣きたくなるわな・・気持ちは分からんでもない』
だが、私も私として生きなければならないと思った
この子供の為にも、この世界で生き残り、何時かは元の世界に戻るのだと
考えていた・・・
この村の伝統の言い伝えによると、
一、十歳になると竜のお告げによるもので、男女関係なしになるらしい。
一、とある才能が開花する
一、寿命が短い
・・・と、聴いた
まず竜はこの時代に対して時代背景誤差というか・・・何と言うか・・・
『てか、私が知っている忍術学園って、まさか・・あの忍たまじゃないよね?え?マジで?嘘だー』
編入と言う事は、一はに入る確率が高い。
が、二年〜って事もなくはないだろう。
『何としても、この時代に慣れないと・・色々不味いな、何から言い直せばいいのやら・・嗚呼、元の世界マジ帰りたい。
携帯とか無いのが泣きたい・・凹むからねよ・・竜のお告げって何だよマジで。夢に出ろよ表にでろよおおお』
そう半泣きで眠りについた
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