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あああああ
「ちょっと起きなさい」『んー・・・え、夢?』
「ワシが竜じゃが?」
『わーお、夢に出てきてくれたー』
「お主の言いたいことは分かっておる。何故この世界に呼ばれたのか・・それを言っておきたくてな」
『で、竜さんや、何で?』
そう率直に聞くと竜の形をした竜はうむと言って話を続けてくれた
周りは白い霧で囲まれてよく見えない
「お前さんがこの世界に来たのもほかでもない彼らの言い伝えを護る為じゃ。
これは他言厳禁な話じゃが、お主の他にももう一人この村から出た輩が1人おる。
そいつは男で、かなり手強い、気を付けろ。」
『はぁ、とりあえず・・聞きたいことが一つ。能力とは何ですかね?寿命は別にその力で何とか分かりますので』
「ほう、話が早いの。能力と言っても、単なる才能が開花するだけの事なんじゃが・・・
そうじゃの、強いて言えば記憶を自由に扱えると言う事じゃの。」
『記憶って、もしかして自分の記憶だけでなく他人の記憶まで奪えたりとか?』
そんな馬鹿な話があってたまるか
記憶を盗られる哀しみを・・・するものではないか、
だって盗られた時は盗まれた事すら忘れるのだから
「そうじゃ、そしてその記憶はお主の精神力だけでなく体力、知力全てに均等に配分される。それと同じ様に治癒も可能じゃ」
『竜は不老不死って噂も聞いたことはなくはないけど、それは単にお告げをくれたからって話では?』
「それはない。悲しい事にお主の身体には一部竜の、獣の血が混じっておる。」
『マジすか。じゃあ、変な話記憶を集めるだけ集めると自分の叶えたい願いが叶えられるが、寿命も少なからずは取られるって事だね?』
「そう言う事じゃ。話が早いのー」
私は少々自慢げにそうだろうと言った
「此処は1500年位の時代じゃ。お主は?」
『未来から来たことになりますね。身体はこの世界の者ですが、一応2015年位ですねと言う事は、15に関係するものに引き寄せられたのかな?』
「そうなるのー。辰年ではないのか?」
『生憎戌年生まれなんで。狼がいいのにー』
「思わずとも耳は出るぞ?」
『え、出なくていい』
「因みに、女を隠せる術も使えるぞ?習っておくか?」
『あ!習いたいです!是非!!』
「じゃあ次の夜にまたこの場所で眠るか、山奥にある神社に来い。そこでまた話そう」
『え、ちょ、待って!』
そして朝がきた
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