白夜

『お父さん、お母さん』

真っ白な場所に赤い花がゆっくりと咲いていく

私は彼らの姿を追いかけるおいかける・・・

もうどうしようもない程に、追いかけるが、

『なんで、手を伸ばしても、届かないの！？』


皆笑う、わらう、嗤う・・・

その中で太陽の日差しを受けながら私は立ち尽くす




遠くの方に、昔の私が立っていた・・・・気がした




次に目が覚めたのは、何処か知らない白い場所



『・・・病院？』



点滴を打っている、その病室のベットには、



『あ、え？・・・嘘、』








「早く目を覚まして・・・」

「ママも来たよ・・・××、」


其処には劇的にやせ細った自分がベットの中で点滴をして辛うじて息を紡いでいる姿だった

その周りには、離縁した両親が手を繋いで私の手を両手を優しく包んでいた・・・


『パパ、ママ、私此処だよ、此処にいるんだよ？』

「××・・・」

『ね、どうして？私を見てくれないの・・・・、』


私の目は段々と絶望感に溢れていって、目の前が真っ白になった後、ピーと頭の中で高い音が続いた
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