白夜

information

このサイトについて

昨日の丑の刻、#name4#が急におかしくなった


おかしくなったと言ったら語弊があるかもしれないが、俺達は血走った目をした彼女を止めるべく

ありとあらゆる手段をとって沈めて善法寺伊作先輩の処まで姫抱きして走った



先輩は部屋で診ようと言って下さり、六年も気が付いたのか、五年と六年生でその部屋はいっぱいになった




伊作「ありがとうみんな、お蔭で早く処置が出来たよ。」

留「そんな事はどうでもいいが・・・こいつに薬を持った奴は誰だ?」

竹谷「俺です。一応浅い奴を打ったんですが、結構聞いたようで・・・」

『そっかー。寝てしまったのかー。私。もう少し戻った方が良かったなー』


その声色に覚えがある男は全員その声の場所に目を向けた



文「な・・・んで、」

『やっほ〜馬鹿でドジな事を良くしてしまう土佐出身の#name1#都佑でーす。因みにー私の歳は内緒ー。

私ってばまだ引きずっていたのかー。こうなっていたとは納得がいくわ。』


雷蔵「貴方は・・・」


『嗚呼、単刀直入に言っておこう。このままだとこの子、目を覚まさないで元の世界に戻っていくよ。

更に君らから今現在進行形で君らの記憶にある彼女が消えていっている。・・・私は元の世界の切れ目から落ちて来たんだ。

君らに忠告しにね?』


そう言われて俺達の頭は真っ白になった


誰が、記憶から抜け落ちるって?

そんな事、あってはならない。

自分達の過ちを無かった事にするなど・・・


仙蔵「黙って置けないな・・・・私達は彼女に何かしてあげていないんだ。」

『じゃあ私がこの子の代弁をしてあげよう。・・・君達の事は本当に心から好きだった。好きだったんだけど、

君らにまた何があるかわからない。私が消えた後何もなかった様に生きて欲しい。自分みたいな人間の為に心を縛らないであげて。

・・自分が、その痛みと苦しみを知っているから、君達にはそんな事をしてほしくない。だから、たのむ』





どうかこのまま眠らせてよ


甘い夢を、永遠に・・・
PREV NEXT