今昔ジャンクション

ああ、話は勿論まだ終わっていない。
これがおしまいなんだからね、
もう少し付き合って欲しい。

前回の話の続きだが、
私は”今の世界から別の世界の精神の中に入り、死亡した後また今の世界に戻ってきた”のだ。
勿論途中肉体も精神も死んでいるのでは?と思ったのだが、それをここで解決しよう。

この狼族、大本は”空想の生き物”なんだそうだ。
え?じゃあ今も妄想みせてるの?と思うじゃん?
所がどっこいしょ。違うんだなーこれが。


正確に説明すると”肉体と精神が離れた瞬間、全く同じ精神の人間とリンクする”力を持っているらしい。
そして、その精神は良いとして、肉体の話なのだが
実はその肉体、今の世界で一番人間や生き物が生息していないであろう場所に飛ばされるらしい。
そこで肉体の保持は暫く何とかなる。

ちなみにこの精神を飛ばされる事なのだが
厄介な事にすぐ精神を飛ばせるとかそういうのではなくて、
先程も言ったが”全く同じ精神の人間とリンク”する。

つまり、全く同じ人間の精神が無ければ死ぬと同じ事だ。
精神が飛んでたら、実質死亡と変わりないでしょう?

だから「この世界では一度死んで、また生まれ変わる」と表現されてきているのだ。
”この世界から一度精神を移動させて、一定条件を満たせば、戻って来れるよ”って事で、
まぁかなりの自殺行為であることは間違いない。

だってその帰ってくる条件が
”同じ精神を持つ者同士の同意の元、切り離す”が最低条件であるからだ。
これは片方が許可を出さなければ…一生元の肉体には戻れないので、
死亡と変わりはなんらない。ない。ないですね。はい。

あともう一つ。

精神からすぐに放して戻したとしても
最短で5年はかかるらしいので
5年は一緒に居なければいけない。

ああ勿論別の世界の人間の時間に合わせてね?


という事で、かなり面倒な話であったが
ぶっちゃけ一度死んでまた生まれ変わるは、合っていたわけだ。

どう?理解出来た?

ちなみに私がこれを理解するのに一年はかかりました。

『ほんとながすぎぃ』



まさか今と昔が繋がっていたとは思わなかった。
ジャンクションか此処は。
まぁこの特殊な種族の特殊効果みたいなものがジャンクションというのは
あながち間違っていないのだが、それはまた別のお話だ。

話を戻そう。


あと狼族の種族に三つある。

朝狼

夜狼

薄狼

この三種類だ。

朝は白い、夜は黒い、薄は薄い髪の色、または目の色を意味している。
狼特融の耳や尻尾は、実は無いんです。
これの意味は今から説明しよう。


狼は人を助ける役目を持っていた。
大昔からね?授業を真面目に受けていたら分かると思うが
大昔、人は狼と協力し、ともに生きていた。
そこから狼が進化をし、というと語弊が産まれるが
時を経て、今の可愛らしい犬が産まれたわけだ。

そう、私達狼族は”別の種族の人間の補佐をする役目”として生きている。

だから狼。血の気を含むのは”大事な人を守る為の防衛策”としての物。
朝も夜もずっと見守る。それが薄狼。
薄狼が少ないのは幾つかある。

1つは乱獲。

そりゃあ噂になった時期がありまして、襲撃が何度もありました。
その度に薄狼が暴走し、町丸々一つ破壊するなんてザラに、ありました。
恐ろしい事に夜狼は効果あるが、朝狼は効果ないんです。この暴走攻撃。

だから、夜狼を二人必ず守り、他の者は暴走を止める。
そうしていくことにより、人数は減っていった。


1つは耐えれず自害。

まぁ先程説明した通り、かなり痛い。
だって精神に行くんだよ?無理だよ普通。
それに溶け込めれるのは本当に素直な人のみ。
気の悪い薄狼も、勿論居た。

だがすぐに自害した。
本人曰く「どうして耐えれるのかが分からない」そうだ。
似たような人間だと同じ状態をずっと維持する。
それを誰にも言えずに押し殺さなければいけないからね。

そりゃあ5年はきつすぎる。
すぐに死ねると分かれば、帰ってきたらすぐに死んでいった。


この二つの事件が100年も起きれば自然に消滅していく。
残るのは本当に限られた者のみになっていったのだ。
誰か作ったのかは知らないが、本当に厄介な事この上ない。

まさにハードモードのゲームだ。
何でそんな人生送っているんだろうって?
そりゃ私がききたい。


まぁ、そんなところか。

『…良く生きてるな私』