夢まぼろしを散らかして
必死で整えようと、呼吸が乱れる。
私はずっと、この時間を変えたいと願っていた事を思い知った。
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時は遡り、1年程前、
ある昼下がり、私は何時もの様に
ハーレクインの妹であるエレインと一緒に
お話をして遊んでいた時だった。
その日の風はなんだか少し冷たく
でも何処か懐かしい風だった。
それに気づいたのか、エレインが
私をずっと心配した様な目で見て来ていた
『どうしたの?エレイン』
エレ「どうしたの?じゃないわ。
都佑ったらずっと私の前で考え事ばかりじゃないの。
それにこんな話をするのはもう三回目だわ。何がおかしいの?」
『どう、って言われても、』
何処か懐かしくて、誰かに呼ばれている気がして。
そうとは言えず、黙り込んだ私に、エレインはため息をついた
エレ「どうせ何か気になる事があるんでしょう?
私は此処にいるから、行って来たらどう?」
『え?でも』
ハーレクインとはこの森にいる時は必ず
ハーレクインかエレインかヘルブラムかの誰かと居るように言われており
丁度最近ハーレクインとヘルブラムは席を外していたのだ
エレ「ちょっとくらいどうってことないわ。
それに都佑はこの森に一度でも壊してしまおう!
って思って攻撃したことないでしょう?」
ハーレクイーンが帰って来なくてもう700年
『そりゃあ!!』
エレ「私は貴方の心が読めるわ。でも読まなくても分かるの。
貴方はそんな人や森を傷つける人ではないって私は分かっているし、
それに気になる事は大体森や妖精たちの困ったことを察知してたりしてたじゃない。」
今回もそうではないか。とエレインは言いたいらしく、
都佑もそうであったら、まだどれ程良いかと考えていた。
が、エレインの思い違いという事にしておいて、
その話に乗った。
『ちょっと出ていくね、困ったら…んー』
エレ「困ったら私を呼んで。森の中ならテレパシーでサポートするわ」
ありがとう!とだけ伝えて、私は森の中に消えた
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『確かこっちの筈』
ーきて
『ん?誰か言った?』
ー、のせいよ
『え?』
辺りを見渡して、あったものは
ー星々に集い定めを受けし星黎族の末裔よ
大きな木の下に、小さな光が浮かび上がっていた
『わぁお』
ーご親切に心の声を代弁してくれてありがとう。
読めるんかい。と思いながらも
彼女、の声をきいてずっこける。
『それで?末裔って?星黎族って?』
ー君は星の力を受け、魔力を創り出す力を持っている
『凄くかっこいい能力なこって』
ーただし、時間は限られている。
話によるとこうだ。
私は星黎族(せいれいぞく)と呼ばれる族の末裔、つまり最後の後継者って事らしい。
種族らしく、今いる妖精族たちと同じ感じの、種族別に分かれる。
結論から言うと
私は人間ではない事は分かった。
人間ではなかった事にちょっと驚きだが…
『(とりあえず聞いた事はこんなことか、)』
@星黎族は代々腕輪を継承することが出来る。
A継承した腕輪は二種類あり、1つは魔力を放出する物。もう一つは制御する物。
B魔力を取り込むには幾つか方法があるが、大体は夜空の下にいるだけでいい。
C頭の中で思いついた呪文を唱えると、そのまま攻撃も防御も出来る。
ー星黎族は継承者が長く居なかった
『え?私がなっていいものなんですか?』
ーお主は純血だからな。
今まで妖精の森で長く眠っていたのは
魔法が解けたからによるものらしい。
母親と父親が、二人協力して
子供である私を封印していたらしい。
その期間凡そ2300年前の事
その期間にイマイチピンとこなかったが
何か引っかかる自分に、首を傾げた
ーいつかわかるさ、とにかく、今はこれを授けておこう。
友人が起きたら渡してくれと言っていたものだ。
そう言った光の上から小さなリングが二つ降りてきた
楔形の模様をしており、色は金色に光り輝いていた
ーお前は、記憶がないのか。
『え?』
いや、なにも言っていない。
と彼らしき男の人の声は光と同時に消えた
✕
「都佑!」
『エレイン、』
「どうしたの!一瞬だけ貴方の声も何も見えなくなって、心配したのよ!」
お母さんみたいに小言をいいながらも彼女は私の身体を抱きしめて安否を確かめる様に、私の身体に顔を埋めた
それに私は優しく抱きしめ返す
大丈夫だと、
『(あれ?この感じ何処かで、)』
大丈夫だと、抱きしめて、くれた
人がモヤの奥で動いた気がしたが
すぐに現実に戻される
「都佑?」
『ん?あ、ああ。実はね』
「えぇ!?そそその光って」
『え?まさか幽霊?』
違うわよ!と声を大きくして否定した。
そこまで感情表現に力入れなくても、
いや、そこまで心配してくれていたのかと
思うと優しい気持ちになった
「それは森の神様、といいたいのだけれど」
『??』
「仮に神樹なら生命反応は分かるのよ。」
それほどまで綺麗になくなっていたらしい。
通りで慌てていた訳だ。
『あの人は、誰だったんだろ』
「分からないわ…でも、確かな事は1つ」
貴方、魔力があるのね。
その言葉に私は
息を飲んだ。