ー 赤 ダンダリオン&アロケル
✕ 黄 入間&ロビン
✕ 青 ツムル&ソイ
〇 緑 バラム&アスモデウス
✕ 橙 モモノキ&クララ
〇 紫 リード&イチョウ
+++++++++++++++++++++
「さぁ…いよいよ終盤!!最終ラウンドはこいつら!!!」
ダンダリオン&アロケルーーー!!!
そう言ったのにメルは苦笑いしていたのだが…
ダリが教師服を外してカッターシャツ一枚になったのに
メルだけでなくオリアスもぎょっとした
「えっ!?だ、ダリ先生?」
「なに?」
『いや…え?ガチで行こうとしてます?』
「いや〜!皆の見ていたら俺もアツくなっちゃってさ!!」
それは身体の熱が上がった方ですか?
それともお気持ちの問題が上がった方ですか?
肉体的なのか精神的なのかどっちか
判断できない笑顔に
読めなくて本当に困るなぁと
メルはもう苦笑いするしかない。
「俺だって、本気で行く所
見せて欲しいじゃん?」
ね!頑張ろうね!!
そう言ったダリに
アロケルもコクリと頷いた
「…どうする?体力は」
『半分は切ってる。オズは?』
「まぁある程度はあるかな」
『…なら、最初から!!』
そう言ったメルが
オリアスがメルの首に手をふれる
『“契約の命により 力を解き放たんことを”』
「“契約の命により 力を解き放たんことを”」
そうメルが空に手を伸ばし目を閉じる
その手にオリアスは自身の首に手を当て
オリアスの手はメルの首元に手をそっとあてる
『“
そう言ったメルの首元が光り輝き、
オリアスの首もまた同じ色を放ち始め、
メルの片目が金色に光り出す
「おっと!そう来たか!!」
『(オズ、このまま肉弾戦行くよ!!)』
「(え!?待ってこれ普通に話せてんの!?)」
そうメルがテレパシーを
使ったのに急に驚くオリアスだったが
目の色が変化したことで
こんなことが起きるとは聞いていない
向かったメルの後を追うようにオリアスも入る
ダリの近くまで来たメルの前にアロケルが乱入してくる
そのアロケルの足を蹴るようにオリアスが足を入れる
体勢が崩れそうになっている
アロケルを無視するどころか
アロケルの身体を踏み台にして
勢いをつけてダリの首に足を入れようと回す
それに余りにも高い位置に
してしまった為どういう事が起きるかと言うと
「ーーっな!!」
メルの通常衣装はスカートが基本である
高い位置から首元を狙って
足を上げて身体をひねり叩き込む
その為、スカートの中身が丸見えになる。
それを全く気にしないメルはガードを忘れたダリが
直撃を食らうのに驚きえええええと声を上げそうになる。
距離を取る前にダリの攻撃を
更に入れるために地面に着地した後
手を使って殴りかかるが、
ダリが手を使って阻止する
「ちょ、君さっ!こらっ」
『っやあっ!っ!!』
ひたすら足と手を使って攻撃を止めないメルに
ダリが若干引き気味になる
一体どうして此処まで動きが鈍るんだろう?
まぁ引いている分にはこっちが有利だろう。
そう思いつつ
『“
「いいっ!?」
唱えた拳が光を放ちだすのにダリが目を開く
流石に不味いと思ったのか、
その白い光は悪魔にとってかなり痛い
通常の拳の威力より倍以上の効果があるのは
近くに生えていた木に当たったことで効果を知る
軽く木にひびが入ったのに、
ダリ以外の者も驚いて目が飛び出そうになった
「ちょ、ちょっと!!?まっ!」
『“
「待って足までつけてない!?」
嘘でしょ!?そう言ったダリの声は全く気にせず
回し蹴りをかすった髪の毛が若干チリっといくのに
軽く顔が青ざめる
『悪魔に魔族に超効果的の物理的な魔法だよ!!
あたったらめっっちゃいたいだけだから大丈夫!!』
「いや大丈夫じゃないよね!?それ凶器だよね!?」
『安心してください!
骨は拾って回復できますんで!!』
大丈夫じゃないよね!?
そう言ったダリの声を無視して
メルが攻撃を更に入れまくる
下手に受け止めるとその光が
髪をかすっただけで若干消えた髪の毛を見て
身体が消滅する可能性を考えたダリは
避けるしかなくなったのだ。
「ちょ!駄目!!」
アロケルがメルの方に飛びつこうとしたのを
ダリが勢いよく首根っこを掴んで引っ込める
オリアスが攻撃を仕掛けてきたのをダリは
腕で受け止めそのまま横に流して距離を取った
「ねぇ〜〜!ソレさズルくない!?ってかさ
メルちゃんさっきから見えてるの分かってないでしょ!」
そう顔を多少赤らめるダリにメルは首を大きく傾げる
『見えた?何が?光??』
「…オリアス先生」
「聞かないで下さい」
そう即答で返された答えに、
どうやら前かららしい。
本当に苦労しているんだなぁ
とダリは半目で軽く笑った
「ってかソレ何?俺も出来る?」
『オズは流石に〜んー止めとこうか。
あ、なら試してみる?』
これ出来たら多分
そう言ったメルが詠唱を教えているのに
不味いと思ったダリがメルの方に魔術を投げつける
それに風のバリアが張られており
その光に「いいっ!?」
と本日何度目かの驚きの声が上がる
『んでーこれが
って言ってあんな風に大抵の魔術なら弾くやつね』
「ならこれはっ!!」
そう言って唱えたダリの攻撃
威力は軽く人が死にかけるレベルの火炎に
呑まれはするが…
「…おいおい、嘘でしょ?」
『ね?こんな風に全く通用しない
っていう素晴らしい強度持ってるの。
あー流石に
いけるんじゃないかな?じゃあやる?
そう言ってメルが風のバリアを外し
オリアスを解き放つ
「“
そう言ったオリアスの足に光が入る
若干薄い気はするが、まぁ成功したというのに
メルが大きく喜びの声を上げた
凄い凄いーと言いながらダリに攻撃を入れる
さっきからなんで肉弾戦なの!?と言うダリに
メルは面倒だからとだけ答えた
ひょっとしなくても詠唱するのが面倒になったとか
そんな訳ではないだろうなとは思うが
…いやあり得そうだ。
そっちがそう来るなら、こっちだって。
ダリはそっとメルの攻撃を
腕で防いだ後、メルの腕を手で掴んだ
勢いよく引き寄せたあと、
そっとメルの頬にキスを落とす
一瞬何が起きたのか分からず、メルが固まる
オリアスも固まり、何ならアロケルも固まった
「っな!!おまっ!!!」
「行かせない!!」
そうアロケルがオリアスを
止めるのに問答無用で攻撃を入れる
『ちょちょちょ!ダリせんせ!?あれ待って?』
「ん〜?どうしたのかな?」
『あの、ちょ、腰先生腰です腰。
腰にある腕とあとこの手
外してもらえません?』
メルの両手を片手で左側で纏め、
片方の手でメルの腰に回していた
それを両方外せというのに、
ダリは折角捕まえたのに?と笑う
「あんまりにも無防備だから…つい、ね?」
『ちょ、私無防備な所無かったですよ!?』
「…嘘でしょ?俺に最初攻撃した時
何とも思わなかったの?」
『え?そうですけど?』
そう言ったメルにダリが目を開けて
丸くするのにメルは首を傾げた
「…君さ、本当に気を付けてってば」
『待って待って何を!?何をです!?』
んー外れない!!
そう無理に引っこ抜こうとするのに
無駄だってとダリがメルの耳元で低く言う
その声と言うよりかは
息にくすぐったくて思わず変な声がでた
『ひぁっ!』
その声にメルとダリが目を丸くする
段々とメルの顔が赤くなりダリが
へぇー此処が弱いんだぁとにやけだすのに
メルは全力で首を横に振る
突如ダリの顔面に向かって
火炎が飛んできたのを避ける
一体何処からと思い前を向くと、
そこには鬼の形相をしたオリアスが
軽く手刀でアロケルを気絶させて首根っこを
掴んだまま此方に歩いて来ていた
「…殺す」
『ちょ、おおおオズ!?
何でそんな怖い顔してんの!?
ちょ、きゃっ』
「へぇ〜オリアス先生もそんな顔すんだぁ」
そうメルを抱き寄せるダリに
離れろと低い声で睨みつける
嫌だって言ったら?とダリが
ニコリ笑うのに殺すとだけ言って
近づいたのを背中で感じる
『っ!?』
ぐっと上に手を上げたダリに、
体重がそのままダリの胸に寄る
攻撃を仕掛けるオリアスに危ないなぁと言う
「メルちゃんに当たったらどうすんの?」
「あたんない様に都合のよい場所に
当てようとしてるんで大丈夫ですよ」
『ちょ!オズ!?
殺意!!殺意抑えて!?』
ちょダリ先生早く離して下さい!
このままだと私オズに殺される!!
そう泣きそうな顔にダリが
えぇーと言って全く離す気配を見せない。
「こんなオリアス先生が表情コロコロ
変えるの中々見れないから〜あとそれに」
ー君の顔もこんな近くで見れないし、ね?
そう低い声でメルの頬に頬を寄せるダリ
ニヤリとオリアスの方に目を向けたのに
へぇ〜?と言って顔が引きつる
「成る程…喧嘩なら買いますよ」
「ふぅん?ねぇメルちゃん
やっぱり俺にしない?」
『へっ!?ななな何を言って!?』
そう顔を赤らめてるままのメルに
いや〜ほんと欲しくなるわぁと笑うダリ
頭の中が最早?で一杯のメルは
全く考えれずにただ困惑していた。
ハッと気づいてメルはオリアスが
攻撃を入れている間隙だらけのダリに
詠唱をこっそり唱えだす
それに気づかない訳ないダリで
「んー流石にそれは無理かなぁ」
ごめんねそう言ったダリが
メルの唇にそっと口を付ける
詠唱が止まり手の中に生成された物が消える
口に触れて少し舌が入ったのに
頭の中が最早パニックで
もう何が何だか分からず
「あ」
余りの恥ずかしさに
意識を失うとは思わなかった。
+++++++++++++++++++++
ーだからやめて下さいって!!
ーいや止めんな!ぜってぇ殺す…!
そう周りがやけに騒がしいなぁと
思いながら朦朧としている意識を起こす
さっきまで何をしていたのか
思い出せずにそっと瞼を開ける
『…ん』
「あ、気付きました?」
「救世主!救世主が起きた!!!」
「メル!?」
一体何が起きているのだろうか?
とりあえずあちらこちらでくぼみが出来てるし
普通に解除するの忘れていてまだオリアスの目が
片目青くなっていることから大体魔法を使ったのは分かった。
何事だなにごと。
そう目をこするメルに、
隣にいたツムルがあのですねと説明する
「メル先輩が
ダリ先生に抱きしめられた後
気絶したと思うんですが」
『…あ、うん』
「先輩が気絶してからオリアス先生
ブチ切れて魔法ぶっぱし続けて
ダリ先生がメル先輩を
俺に預けてからずっと戦ってたのを
いい加減にしろってことで
イチョウとバラム先生がひっとらえて
カルエゴ先生に説教されている途中です。」
ちなみに生徒はもう帰らせました。
そう言って苦笑いするツムルに、
今現在膝枕されていることに
ようやく気付いたメルは
思いっきり身体を起こそうとして
頭に痛みを走らせ固まる
「ああ、急に起きたら駄目ですよ!
もう少し横になって置いて下さい!」
『…ごめんね、ちょっとだけ膝貸して』
硬いですよね、すいませんと言うツムルに
メルは全く気にすることないと言った。
寧ろ気を失ったこっちが悪い。
結局引き分けと言うことになり、
3勝2敗1引き分けで幕を閉じた。
大体これで自分がどれ程甘いか
どうかは分かったので
もう少し魔力の威力を調整する修行を
しておこうと肝に銘じた。
「所で体調は大丈夫ですか?」
『んー少し頭が痛い以外は…うん…ん?』
「ん?」
ダリに先程やられたキスの事を思いだして
メルが顔をぽーっと赤らめていくのに
あ、気付いちゃいました?とツムルが苦笑いする
というか彼らは何故そこまでむきになるのだろうか?
『どうしてオズむきになったんだろ』
「…本気で言ってます?」
『え?うーん、うん。だって』
「はい」
『オズ、私のだから…』
むきにならなくても、
僕は貴方のなのに。
そうぼそりと呟いたメルに、
ツムルが頭を上に上げてあーと叫ぶ
「オリアス先生有罪」
『なんで!?』
「駄目絶対駄目そんなのお兄ちゃん許しません!!」
『何時から君僕のお兄ちゃんになったの!?』
急に荒ぶるツムルにメルは一気に目が覚める
いや流石にどうしてそうなるのだ!!
この後ちゃんとお叱りを受けて
反省文三枚程で幕を閉じました。