今では恋してる






ドタバタと音を立てて入って来た者達に
やっほーと声を呑気にかけるメル。

何をしているんですかとの声にケラケラと笑う。

「アレ、まさか楽譜の一部とかいうんじゃないでしょうね?」
『正確には違うかな。私はこう呼んでる。』

星鏡ほしかがみの栞

『始まりの前に落ちた、開闢かいびゃく終わりし頃に。
巡り廻って戻って来た栞の欠片達。僕らはそう、名を付け呼んでるんだよ。』

とはいっても?割とスムーズに事が進んだなと思っている。














根幹の栞→エフェメラルの時間全て

ゼロ時:開闢(かいびゃく)0
 天使:悠遠(ゆうえん)1
大学生:花筏(はないかだ)2
指揮者:繚乱(りょうらん)3
高校生:空蝉(うつせみ)4
天と人:刹那(せつな)5
溶け先:星鏡(ほしかがみ)6


開闢:天と地が初めて出来た時。
悠遠:時間的、空間的に、はるかに遠いこと。
空蝉:この世に生きている人。
星鏡:水に映った星。
繚乱:入り乱れること。
花筏:いかだのように流れる、水面に散った桜の花びらの列。
刹那:「ほんの一瞬」「きわめて短い時間」を意味する