この間は無事一人で帰りました!!
しかしまぁ、やっぱり暇です。
私には暇化ヤンキーと絡むという選択肢しかないのでしょうか。

ピンポーン。
チャイムの音が鳴り響きました。
え、誰??お、お化けとか・・・怖い人とか!?
私が佐野君と絡んでるのを知って私を襲いに来た不良さん・・・!?

「ひっ、は、はい・・・どちら様で・・・。」

「あ、(名前)居た!ケンちん、居たよ〜。」

よ、良かったぁ・・・。
ご本人様でした。

「え、どうしたの?佐野君。」

「え、遊びに来た。」

え・・・。え???

「(名前)の作った飯、美味しかったから!また食べさせに貰いに来た!!」

お、oh...。

「そ、そっか。」

「親御さん、大丈夫か?」

龍宮寺君がインターホン越しに訊く。

「あ、うん。基本大丈夫。今開けるね。」

「やった〜!!」

あははっ、私、本当にその内殺されそうです・・・。
私は玄関のドアを開けた。
そして、直ぐにドアを閉めた。

「え、なんで閉めるの!?」

あ、条件反射で・・・!!

「ごめんね、あの・・・佐野君・・・その血、どうしたの・・・??」

血塗れの佐野君と龍宮寺君。

「さっき、絡まれたからボコしてきたんだよな、マイキー。」

「うん。でも全部返り血だから大丈夫。」


え・・・。全部返り血??
相手さん、大丈夫かな。出血多量で死んでないかな・・・。

「しゃ、シャワー浴びる??」

「ありがとー。」

「お、ありがとな。」

家じゅう、鉄の匂いがします。

「相手さんとかは、大丈夫?」

逆に絡んでった不良さんの方が私は心配です。

「あ?息はしてたし大丈夫なんじゃね?」

「その内立ち上がって自分で帰れるでしょ。」

皆が皆、あなた達みたいに丈夫じゃないと思います・・・。
でもまぁ、触らぬ神に祟りなし。私は何もなかったように過ごします。

「あ、今日のご飯、オムライスだけど・・・大丈夫?アレルギーとか。」

「え、オムライス!?」

「うん。」

嬉しそうなのは良いんだけど・・・


早くシャワー浴びて欲しいです。
家が血の匂いであふれかえっているので。

「やっぱり、ありえますかね、皆さんと絡んでて、不良に絡まれる事って・・・。」

「あると思うぞ。」

「そん時はちゃんと助けに行くね。」

当たり前でしょう。

「はぁ・・・身を守る護身術とか習った方が良いですかね・・・。」

「出来るかは別だけどな。」

「(名前)出来なそう。」

確かに運動能力も平均値ですけどね!?

「はぁ・・・あ!」

そういや言い忘れてた。

「皆、よく喧嘩されるじゃないですか?なのでもし、怪我された時の・・・ていうのは建前で本音は護身用なんですが、救急箱セットを買ったんです!」

「おい、本音。」

「本音駄々洩れだよ。」

ははっ

「だって、お二人。怪我しなさそうじゃないですか。」

「まぁな。」

「うんうん。」

ちょろ・・・。
大丈夫かな、チョロすぎて・・・・。



食べ終わった食器を片付ける。
私の二倍持った二人はまだ少し残ってるようだ。

「そういや、お二人さんは親御さんとかは大丈夫なのですか?もう夜遅いですけど。」

「俺は大丈夫だ。」

「俺もだいじょ・・・あ、エマにまだ連絡してない・・・。」

エマ?彼女さん?
ま、まだそんな御年で彼女さんと同居!?
やば・・・最近の子、やば。

「彼女さん居るなら・・・。」

「彼女じゃねーぞ?」

え・・・???

「妹、腹違いの。」

は、はぁ・・・。

「なら、帰った方が良いと思いますよ?一人で残すのは危ないですし・・・。」

「だな、行くぞマイキー。」

「また来るねー、(名前)。」


「うん、またね。」


流石嵐のように来て嵐のように去って行く人予備軍。
流石です。

疲れたな・・・。


三機






逆光