「ふむ、どっちの方が似合うかなぁ、うーん、うーん、うーん・・・・。分からん!」

センスが平凡な櫻野(名前)です。
この、大人っぽいロングスカートは魅力的ですが、この短くて生足が見えるこのミニスカも魅力的です。
しかし・・・私には、どっちが合うんでしょうねぇ。
はぁ・・・せめてセンスだけはカンストしてほしかったこの人生。

「仕方ない、こうなれば・・・天の神様なんてくそくらえ!なのなのな!!」

「ふっ。」

・・・え、なんか、笑われた。
私はバッと後ろを振り向いた。

おしゃんな不良おるやん・・・。
これはこんなバカみたいに悩んでる私は笑われても仕方がない。

「お前、こっちの方が似合うよ。」

そう言って渡されたのはジーンズ生地のガウチョ。
わ、おしゃれ〜〜〜!!

「あ、ありがとうございます・・・。」


あれ、この人不良だよね・・・?
佐野君達に絡まれて耐性ついてしもた。

「あ、えっと!お礼、します。」

「・・・怖くない?俺、不良だよ?」

ニコリと笑い、そう言ってきた不良の人。

「あー、耐性ついてしまったと言いますか・・・あ!お礼、何が良いですか?」

何が良いのだろうか・・・現金?

「現金・・・は流石にダメだろ。」

「あはっ、現金がお礼なの?」

笑うイケメン不良さん。わ・・・笑われた。

「さ、流石に無礼ですよね!?で、でも・・・私、持ち金ないし・・・臓器売買・・・?」

まだ、死にたくないよ・・・??

「あはっ、おもしろ。おにーさんがご飯奢ってあげようか?」

や、やっぱり臓器売買・・・!!

「ご、ご遠慮しときます!!」

「そっかぁ、じゃ。連絡先交換してくんない?」

え・・・。

「い、良いですけど。」

「俺、灰谷蘭ね。」

「櫻野(名前)です。」

連絡先を交換し、一先ず一息つく。

「あ、じゃあアドバイスありがとうございました!!」

私はガウチョを持って会計へと一直線へ走って行った。


「・・・普通に良い人だったじゃん、え、私クッソ失礼なやつじゃん・・・。」

家に帰ってめちゃくちゃ後悔しました。

四機






逆光