ごちゃ倉庫
◎無題
2011-6-29 22:36
インコさんのいうとおり☆彡(九十九の日課)
アタシはインコ。
インコのコイン。
ボタンインコっていう、インコの中ではコザクラインコに並ぶほどの気の強いインコなの。
知ってる?ボタンインコってカラフルな鳥よ。
アタシも頭と顔はグレー背中から羽にかけてはうすい青色をしているわ。
エメラルドみたいでとっても綺麗よ。
ボタンインコを詳しく知らない人も、一度はテレビかなにかで見たことがあるんじゃないかしら。
アタシタチボタンインコは、嘴の力が強くて、簡単にセキセイインコや文鳥の足を契っちゃうくらいなの。
インコの中では凶暴で…
でも愛情深いって言われるわ!
もちろん、アタシの飼い主様への愛情も深いわよ。
アタシの飼い主は柊九十九(ひいらぎつくも)っていうの。
野暮ったいいかにも田舎にいるような、ダサイ眼鏡をかけて、人が良さそうな人…なんだけど…
ちょっと前に悪い女に騙されちゃってね……。
以来、恋には臆病になっているのよ。
ヘタレかっていうくらい…
困ったものよねー。
あぁ、ちなみに、九十九は25歳。
今が一番恋愛が楽しい時期なのにね…。
一応、恋はしているみたいなんだけど…
その相手がね…
「ハズキ…」
ほぅ…っと手にした写真を持ちながら息を零す九十九。写真には、ちょっとわんぱくそうな、元気の良さそうな青年。
その九十九の恋の相手が…、男の子なのよね。しかも、昔やっていたコンビニのアルバイトの後輩なのよ。
慰められた時ついコロッといっちゃったらしいわ。
まぁ、人の好みをとやかく言う必要もないケド。
「ハズキ…好きだよ…ハズキ…」
真っ赤な顔をしながら、アタシに向かって復唱する九十九。
もう、アタシは後輩クンじゃないってば。
何回言っているのよ、アタシに向かって、その台詞
「「ハズキ、スキ、ハズキ」」
やや呆れながらも、九十九にそう言う。
すると、九十九はニッコリと笑って、アタシをカゴから出した。
アタシってば策士。
カゴから出たい時は大抵こういうと九十九は出してくれるの!
「コイン、俺どうしたらいいのかなぁ…」
「ハズキスキ…ハズキ」
「はいはい、っとにそういう事ばっか覚えるんだから…」
ツン、とアタシの頭を撫でる九十九。
失礼しちゃうわ、自分がハズキハズキ言っている癖に。
でも、いいわ、九十九、幸せそうだから。
九十九が幸せそうならアタシも幸せだから。
アタシは九十九の指に頭をぐりぐりと押し付けて甘える。
九十九はそんなアタシを優しく撫でてくれた。
続く…?
※コインちゃんは雄です(笑)

