ごちゃ倉庫

09/05

◎電脳世界@


2011-9-30 17:25

電脳世界@



 目が覚めたら、そこは電脳世界でした。
いや、なにそれ、美味しいの…



「ようこそ、選ばれた諸君、君達はゲームの資格を手に入れた」

どうやら、ほんとうに有り得ないことなのですが、俺達前宮学園の生徒は電脳世界へ迷い込んだようです……たぶん。

*
 異空間というのは、こういうところを言うのだろうか。
まるでブラックホールのような、どこまでも続く黒い空間。

ボンヤリと宙に浮かびあがる文字がある。

フワフワ、と俺自身も浮いていた。というか、地面がないのだ。

俺、死んだんだろうか……。
なに…ここ…


「ここは…」
「ここは…どうやら地球じゃないね…すくなくとも僕が知っている地球じゃない…」

パソコンを叩きながら、俺の傍らに座る副会長は言う。
我が学園の副会長様。
御堂修一郎様。


地球じゃないって…
宇宙!?いやいや、

俺まだ10代だったのに…
こんなところで死ぬなんて…

ごめんね、父さん母さん…

先立つ不幸をお許し下さい。

なんて悲観にくれていたら。


「…あぁ?なんで俺様とお前とこのわけわかんねーやつがこんなところにいるんだ?」

酷くご立腹な様子で、会長は俺を指差す。

そう、ここにいるのは我が学園きってのカリスマ生徒会長、大道寺出雲様。

俺達の学園を束ね、しきっている方で、その地位は教師よりも高い、生徒会長様がいた。


今このばにいるのは、会長に副会長に、なんの変哲もない、いち生徒の俺だけだ。


「んで、お前は誰なんだ…」
「あ、あの…俺は…」

『ようこそいらっしゃいましたの!えらばれし方!』

会長に名乗ろうとしたら、会話を遮るように、高い機械的な声がした。
声の方をみると、フワフワした白いウサギが二歩素行で歩いて来る。

なに、ぬいぐるみ…?


『…ようこそ、選ばれた旦那様方!』

ウサギは俺達を前に行儀正しく、ペこりと頭を下げた。

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百万回の愛してるを君に