ごちゃ倉庫
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◎優等生
優等生2010-6-24 12:45
(優等生敬語攻め)
「全く君には本当にいつも驚かされます。」
ぽつりと零した船木はどことなく楽しそうに微笑みながら、俺の隣に立つ。
全く、本当にこいつが何考えているかわからん。俺の方がいつも驚かされている。
その笑みの裏で俺を笑っているのか、それとも鬱陶しんでいるのか。
「うるさい、優等生め。」
「ほんと愛想がありませんねぇ。」
船木はそっと溜め息を吐き、俺の頭の毛を弄る。何が楽しいのか奴は髪を指に絡ませては梳き絡ませては梳きを繰り返している。
次第にその手つきに恥ずかしくなった俺は、奴の手をパチンとはねのけそっぽを向く。
「触るなよ。」
「すいません。お嫌でしたか?
少し…寂しそうでしたので…。」
船木はそう言いながらそっと俺を抱きしめてくる。
本当にこいつの考えている事全てがわからない。
こいつには俺の考えていることなど全て読まれるのに。
少し、悔しい。

