ごちゃ倉庫
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◎いじめっこ
いじめっこ2010-6-24 12:45 (いじめっこと不良)
「ほら、貸す」
滝川君は教科書を忘れた僕に自分の教科書を差し出す。
「あの…その…滝川君は…」
「あぁ?俺?
俺が真面目に教科書見るように見えるか?」
滝川君は机に足をおき、ケラケラと笑う。
滝川君はぱっと見不良だ。
学校のほとんどの人に煙たがれうっとおしいと思われている。
が、僕だけは彼が本当は優しい事を知っている。
現にこうして教科書忘れた僕にわざわざ貸してくれる訳だし。
頭は本当はよく根は真面目だ。
いくら口でああは言っていても授業中ずっと僕が教科書を借りている訳にもいかない。
「教科書有難う。
でも、駄目だよ。
ちゃんと授業受けようよ」
「だるいし。お前に教科書貸しているし」
「あ、だったら半分ずつにして見よ。ね?」
僕が首を傾げ言うと何故だか顔を赤らめる滝川君

