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足元にカルピンが擦り寄ってきてくすぐったい。抱き上げて首を撫でたら「ほんとカルピンはリョーマのこと好きだね」とか言われて気分がいい。「まあね」ってごろごろ大きい音出しながら丸まったカルピンを撫でる。

「私も好きだけどね」
「は!?……急に何言ってんの?」
「あは、カルピン逃げちゃった」

それはアンタが変な事言うから…俺の大声に飛び出していったカルピンを見送って、隙間が空いてたドアが閉められた。

「リョーマはどうなの?」
「言わないと分かんないの?」

またガキとか生意気だとか言うんだろうな。そんなこと言われてなくても分かってるんだけど。どーせ「好きだよ」もサラッと言ってやれないガキだよ。
少し間を開けて「分かんないから、言ってほしいよ」って聞こえた声が少し震えてて、拍子抜けして「はあ?」と声が出てしまった。「はあ?とは?」とセンパイに睨まれたけどそっちの方が見なれた顔だから落ち着く。顔が熱くなってくから俯いて帽子を深く被ろうと思ったのに、部屋にいること忘れてた。つい上げてしまった手でそのまま前髪をいじって何事も無かったように見えてるかなって思ったのに、ちょっと笑い声が聞こえた。
くそ、かっこわるすぎ。