Short short


※1話未満、ボツ供養。気が向いたら続くかも

20, 06, 20

大倶利伽羅

帰還

門が開かれると同時に乱が審神者の元に飛び込んでくる。おかえりと言って彼を抱き止めれば、続いておずおずといった形で手を伸ばしてくる前田、遠慮しようとする平野も抱きしめてやる。最初こそ顔を真っ赤にさせて動揺していた比較的大きな刀剣たちも、今では逆に審神者を抱きしめるようになった。残りは、大倶利伽羅だ。仏頂面でほかの刀とのやり取りを横目に見つつも、済んだところで彼女の前にやってくる。

「おかえり」
「.......戻った」

両手を広げる審神者を引き寄せて抱き締める。甘い彼女自身の香りが鼻腔をくすぐる。いつものことではあるが、その香りで帰ってきたのだと大倶利伽羅は安心するのだった。

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