春の妖精の契約者

アビゲイル・フォスター/アビィ(愛称)

年齢:10歳
身長:145cm
体重:45kg
スリーサイズ:B69/W51/H70
戦闘BGM:妖精の輪ver春
搭乗機:李装機パルミエ
使い魔(便宜上):鍵蕨の妖精チェイン
ICV:久ち野ゅ美ん咲

妖精の国経由でラ・ギアスに降り立った少女。精霊との契約が切れた魔装機に春の大妖精パフュームが契約した状態の機体(後に便宜上の名前として李装機(りそうき)と名付けられた)「パルミエ」の操者であり、ファミリアの代わりとしてパフュームの子供の1人である鍵蕨の妖精チェインを連れている。
アンティラス隊に保護された際、ヤンロンの事を死んだ父親と誤認して懐く、その理由は彼の声が父親とそっくりだったため。直ぐに彼が父ではないと理解するも、他はお兄ちゃんお姉ちゃん呼びの中、彼のことは一貫してパパと呼んでいる。最初の頃は流石にヤンロンは訂正させようとしていたが、最終的にはそれを受け入れて彼女とは擬似的な父娘の関係になっている。
お互いに考古学者であった両親と共に、アメリカの片田舎で慎ましく暮らしていたが、3歳の時に出かけた鉄道旅行の際、鉄道の脱線事故に巻き込まれ両親を一気に亡くしてしまう(国外にも当然ながら報道された事故だったため、マサキやヤンロン等アメリカ国外出身の人間も事故自体は知っていた)。 彼女はその事故の数少ない生存者。
その後は父方の叔父に引き取られたものの、彼女の母に兄を奪われたと憎んでいた叔父は、母親似の彼女を虐待するようになる。彼以外親類がいなかったこともあり、必死に耐えていたがとうとうある日耐えきれずに家を飛び出し、迷い込んだ森の中で見つけた朽ちた何か(魔装機)の足元に寄り添って寝始めた。が、その時傍に妖精の輪が出来ており、そのまま機体ごと妖精の国へ吸い込まれた。九死に一生を得た人間を珍しがった妖精たちに気に入られ、前述のように春の大妖精と契約することに。
性格は明るく人懐こいため、ヤンロン以外のメンバーともすぐに打ち解けた。特に年齢が近いプレシアは、初めて自分より年下の相手ができたこともあり、姉のように世話を焼いている。それも相まって姉妹のようにも見える。
ただ、虐待を受けていたこともあり周りの顔色を常に伺っており、聞き分けのいい波風立てない「いい子」を演じる癖がある。ヤンロンたちに懐いているのは本心からではあるが、心のどこかでは「本当に信頼していい大人か」を決めかねているふしがあった。
周りもそれは(手が掛からなすぎる事などで)薄々感じてはいて、特に父親代わりとなっているヤンロンは特にどう接すべきか悩んでいた。プレシアには多少ながら心情を吐露することもあり、最初の頃はプレシアが2人の橋渡しになっていた。

妖精
ラ・ギアスや地上とはまた違う世界「妖精の国」に住む存在。
「妖精の国」には「妖精の輪」を通らないと行く事はできないが、今は基本的に、人間は妖精王が許可した人間しか通ることが出来ず、精霊もあまり受け入れない。
文献すらあまり残っていない遥か昔にラ・ギアス側の人間(と人間に力を貸した精霊)と戦争をしていた歴史があり(妖精戦争)、未だに人間と、人間に味方した精霊を嫌う妖精が多い。
が、現在の妖精王は「いつまでも過去に囚われている訳にはいかない」と人間・精霊との間にある溝を埋めようと画作している。
妖精王である昼を司る光の大妖精をトップに、四季を司る大妖精と夜と夢幻を司る大妖精、大妖精の子供たちによって「妖精の国」は構成されている(大妖精達は子供たちの中から後継者を選ぶ)。
先々代の妖精たちが奪ってきた魔装機(元々は風)を、ほんと勝手に持ってる。
元々、妖精は悪戯好きで盗癖があるため、何かをかっさらってくる事には非常に長けている…いや、全然良くはないが。
春は風、夏は炎、秋は土、冬は水の精霊にそれぞれ対になる。

季装機(りそうき)
精霊との契約が切れた魔装機が、大妖精と再契約したもの。後に区別のためセニアに便宜上の名前として名付けられた。昼(光)と夜(闇と夢幻)の大妖精以外は四季を司る為、「李」を冠している。基本的には魔装機と変わらないが、攻撃に入る前に大きく円を書くように動くが、これは妖精の輪を描いている。魔装機神における「ポゼッション」の状態になると背後に光輪の様に常に妖精の輪が開放される(春の大妖精の場合花冠、夏の大妖精の場合若木、秋の大妖精の場合紅葉、冬の大妖精の場合雪の結晶、昼の大妖精の場合虹、夜の大妖精の場合星で輪が象られる)。