青蓮の女狐

ヴィオラ・アグネス・ステイシー

地球圏において大武器商と言われる「ブルーロータスインダストリー(通称BLI)」の社長。
鉄華団所属のリアとは義理の姉妹であり、彼女の姉に当たる、彼女と同じくアグネスは洗礼名。
彼女とは10歳程度年が離れており、彼女と同じくステイシー神父に引き取られた少年兵たちの中では既に少年兵という年齢ではなかった。
義父の死後、傭兵時代のツテを頼って地球圏に残りまだまだ小さい会社だったBLIの前身である武器会社の経営者に取り入り、あれよあれよと乗っ取った。
その後は「戦争焚き付けてそろばん叩くお仕事」、と自称するようになり、名実ともに「死の商人」となっていく。
「弱き民に力を授けるお仕事です」と言いつつも、その実裏ではギャラルホルンなどともつながっていて、そちら側にも同等に力を貸すのでBLIが介入した紛争や内乱はだいたい泥沼化する。
ただ、そこまでして利益を求め、自分たちの市場を広げようとするのは彼女の「少年兵をなくす」という信念によるもの。
また、自分を含めて「大人」と言うものをを嫌っている部分がある。
自身の会社にいるエージェントや技術職などのうちの若手の大半は彼女がスラムや孤児院から引き取った孤児やヒューマンデブリたちである。
エージェントなどに向いていない子供は従業員で家庭をもっているが子供がいない家に養子として入れている。