手を差し伸べる者

アンジェラ・アマデウス(アンジェラ・エリオン)

彼のかつての最愛の人、中流階級ながら高祖父の代から医療関係者を排出してきたアマデウス家の一人娘。
例に漏れず、彼女も看護師の資格を持っている。
検査のために一泊二日の入院をした彼の部屋の担当をしていて、その際に彼と出会い、彼女の立ち居振る舞いに惹かれた彼と何度か接触する内に彼女も彼に惹かれていき、小さな診療所を営んでいた医師の両親が亡くなってのをきっかけに、彼とともに暮らすようになる。
彼は彼女を娶る気でいたものの、ある日彼女は彼に「お世話になりました」の書き置きだけを残して彼の元を去っていった。
その後は経緯は不明だが、虐げられている女性の救難船「ムジーク」を運行していたようだが、ギャラルホルンとのいざこざに巻き込まれ、他の乗員を逃した後、養子であるベルベットに「ラスタルに逢ったら渡すように」と手紙を託し、船とともに散った。
彼と結ばれる未来では、中流階級出ということで心無い言葉をかけられることも多いものの、彼と娘を愛する妻であり母となっている。