前触れもなく、それは唐突に意識がはっきりとする。何が起こったのかわからずにナマエは勢いよく起き上がった。寝ていたはずの身体はなぜか汗ばみ、肩で息をして、ひどく喉が渇いている。
「夢か…。」
周りを見渡せば、見慣れた部屋で、周りには誰もいない。ようやくナマエは胸をなでおろした。どんな夢を見ていたのかは覚えていないが、とても恐ろしい何かだった気がする。それを覚えていないというのは、よくある話だ。
prev
top
ALICE+