急にさっきまで足が痛い、疲れたと叫んでいた少女が
パッと飛び上がり、ベンチから降りた。

「そうだったわ!!アンタたち、早くいくわよ!!」

10個近く年齢が離れている少女に顎で使われながら
幽助と荷物を半分こしてついていくしかなかった。

………
……

「つ……つかれた」

ようやく任務終了の時間を迎えた瞬間、私と幽助は膝から崩れ落ちた。
大量の荷物と上機嫌のお嬢様。

恐らく本物の彼女の従者らしき2人が入れ替わりで霊界から迎えに来ている。

助かったと目線で訴えればあちらも相当苦労しているのか
ご苦労様ですと労いの言葉と深々とお辞儀を返してくれた。

問題はこの少女レティシア様である。
うっかり呼び出してしまったコックリさんしかり、ただでは帰ってくれない。

123(189)
back
彷徨いアリス