なんでぼたんねーねーが戦いの場に出てきたんだと思いながら
シュルルと指先から霊力でつくった霊糸を伸ばして剛鬼の動きを封じた。
両手の指先をグッと引き寄せ、力を込める。絡めた相手の重さや力が糸を通して私にも伝わりやすいため
相手の動きを封じることが出来るものの、私自身の両手も制限される……非常にハイリスクな技だ。
「なっなんだぁこれはぁ!?」
「ナイスだ紅葉!!」
叫んだ剛鬼の口にすかさず木の棒をつっかえさせながら幽助が安堵したように笑う。
「そのままこいつの動きを封じといてくれよ!!」
「えっ…わかった!!」
よく分からないが、さらに霊力を込めて糸を太くしグッと自分の身体にも霊力を流して力を増強させた。
剛鬼ごしに見た幽助の指には……何やら霊界アイテムのようなものがハマっている。
「身体の外側は鋼みてーに硬くても、口ん中はどうかなぁ!!」
そうか。その手があったか。これならもしかしたら……!?
幽助のやろうとしていることが伝わったので、私もホッとしながら攻撃を促した。
「今だよ幽助!!」
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彷徨いアリス