トーナメントのお手伝い
「へぇ〜、まさかおばあちゃんが弟子をとるとは」
小さい頃、私は玄海おばあちゃんのもとで霊力の修行をしたことがある。
霊力はあったものの、それをどう使いこなすかなんてまだ5才だったし
全く分からなかった私は、キッズ用と称しながらも今考えるとわりとハードなメニューで
どうにかこうにか最低限の霊力の使い方を覚えることが出来た。
そのおかげで、5才にして霊丸をうったり
今のように上手くはなかったが心霊医術が使えたりして
5才ながらに意外と立派な霊界探偵をしていたのである。
と、まぁ回想はさておき。
あの頃からアンタ以外の弟子はとらんと豪語してたおばあちゃんがねぇ。
コエンマやぼたんいわく死期が近いのではとのことだったが、あのおばあちゃんが
すぐ死にそうには見えないし、思いたくもない。
ぼたんからどうやら幻海が私に今回の弟子をとるトーナメントのサポートをしてほしいと
連絡がきたのはつい昨日のこと。
私は泊まり込みになるかも知れないとのことなので、一日かけて親を説得し荷物をつめた。
最後まで弟がねえちゃん友達すくねぇくせにどうしてお泊まりをとかぶつぶつ言っていたが
生意気だったのでムシしてきた。
確か幽助はすでに到着したとメッセージがきていた。
会場になる師範の道場兼屋敷につけば、なんとまぁ……ものすごい人だかり。
どれもこれも胡散臭いような……失礼、えーっ大変むさくるしい方々ばかりで息が詰まりそう。
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彷徨いアリス