ひとしきりゲームで遊んだ後、屋敷にもどる。
幻海にどこ言ってたんだいと言われて思わず顔がゆるむも
すぐに治してちょっと出てたとだけつげた。

ゲームセンターに行ってましたなんて言ったら怒られそうだし。
あ、でもどうだろう。意外とゲーム好きだったりして……。
二次審査のゲームを思い出して1人で考えていると
明日のために早く休むようにうながされた。

「明日って…え、三次審査でおわるんじゃないの?」

あの森を時間制限つきで合格した人ならもう弟子にしてあげればいいのに。
それともまさか弟子をとる気すらないんじゃないだろうか。
それなら手伝いに意味があるのかと悩んだが私の考えをよんだのか
幻海は静かに笑って弟子は必ずとると断言した。

「アンタは明日以降、もし参加者が重症だった場合の手当を頼みたい」

三次審査の時は言われなかったが、とうとう来たかと思った。
顔が少しこわばる。恐らく今回の手伝いは医療系でおおよそ呼ばれたんだろうなと
継承者トーナメント中の幻海の手際の良さから思っていた。
私がするのは人に案内したり説明したりと別に玄海でも出来る仕事ばかり。
それでもわざわざ屋敷にとめて待機させていたのは恐らくけが人が出た時を考慮してだろうと踏んでいた。

ただ一つ誤算なのは危険と言われていた三次審査の森あたりで呼ばれるかと思っていたこと。
もしかするとそこでは玄海がカバーできるレベルだったり、大きな重傷者が出なかったのかも知れないなと
考えをめぐらせていると、私の頭の中をよむように玄海が明日以降は三次審査の倍危険だと釘を刺してきた。

なんで、そんな危険なことを素人にさせるんだと呆れつつも
私は言われたことを遂行するしかない。

分かりました、と呟いて明日へ霊力を温存させるために今日は早く就寝することにした。

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彷徨いアリス