はじめまして
「幽助、紹介しよう。――こいつが霊界探偵のお前を補佐する……」
「小鳥居 紅葉です。浦飯 幽助さんでしたっけ?よろしくおねがいします」
おしゃぶりの幼児……失礼、コエンマ様から紹介されて、私は一歩前に進み出ると
ほとんど年齢の変わらない相手とは言え、やはり失礼のないように
少し頭を下げて、いかにも無害ですと言わんばかりの得意の愛想笑いを浮かべた。
目の前の黒髪をきっちりとリーゼントヘアに固めたいかにも不良風の出で立ちの少年が
きょとんとした顔で見つめてくるので、何かまずかったかとヘタレ心で戦々恐々としながら
恐る恐る下から伺うようにこちらも困り顔で小首をかしげると
こらえきれないとばかりに堰を切ったように幽助は笑い出した。
「ぎゃははは!!じょっ冗談きついぜコエンマ!!」
笑いすぎて涙まで浮かべた少年は、ふてぶてしく目の前の小さい少女に指さした。
「こっこんなガキが俺の補佐?――さやかの時も冗談かと思ったが
今度はマジで冗談きつすぎるぜ……ガキは帰ってママのおっぱいでも吸ってな」
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彷徨いアリス