「どこいったんだい!?」
風丸はどう見ても試合ができなさそうだったので
慌てて幽助の消えた位置に駆けつけるも、少年の姿はない。
「っ手!!OMG!?」
沼の中からひょこっと出てた手に気付いて声をあげると他の面子も悲鳴をあげる。
その中からなんと幽助が出てきた。
「消えたと思ってた…こんなところに隠れてたなんて」
「はぁ?――俺はハマって…」
「え」
全員がぽかーんとする。桑原がアレも計算じゃないのかと風丸を指さした。
今度は幽助の方が呆気にとられている。
「もしかして俺が勝ったのか?」
幽助に頷く。
「霊気砲をうつタイミングがずれて、手裏剣とかちあったんだ。
結果的に偶然とはいえ、幽助が勝ったんだよおめでとう」
ホッと息をつくと、少年もあんまり実感できなさそうに小さく笑った。
「勝者 浦飯!!」
高らかに響いた幻海の言葉でようやく私達は胸をなで下ろした。
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彷徨いアリス