奇妙な生贄が、まさか本当に行われているなんて。
だんだんと吐き気がしてくる。

神田はそんな少女におかまいなしに、さらに衝撃の言葉を告げた。

「この生贄の後、男が生き返ったらしいぜ」

はと呆けた声を返せば、そのままの意味だと言われ
さらに混乱してくる。

「どうやって死んだ人間が復活すんの?」

様々な疑問がわいてくるも、神田からこっちに来る前に
調査書に目を通したんだろと言われる。

「あ……」

「そうだ、教祖ってやつの力だとさ」

皮肉たっぷりな青年の声に、今回ばかりは私も
どんな冗談だと頭が痛くなり、ぎゅっと目をつむって項垂れる。
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彷徨いアリス