「テキトーに修行積んで帰る気満々でいたのに」
そりゃ、回収のこと忘れてたわけでもないけどさ。
でも、いくら周辺で探ってもなかなかボロを出さない。
「もうどっちかがあのヘンテコな宗教に
凸るしかなくない?」
「とつ?――まぁ、どのみち行くことにはなるだろうな」
なら神田さんだけで行ってくださいとめんどくさいオーラを出していたら
空気を察したのか眉間にシワをよせながら低い声で釘を刺された。
………
……
「1人で残すわけねぇだろって……」
残してくださいと返したが無視されたのは言うまでもない。
まだ1人で宿で待ってた方がよかったよとごちりながらも
神田の後についていくと、思ったより早く宗教組織に入れてビックリする。
自分で言うのもアレだが、どう考えても怪しい二人なのに
よく招き入れたなこいつ等と呆れを通り越して
セキュリティのガバガバさがぶっちゃけ怖い。
しかもなぜか女性と男性は別に改宗のための儀式があるとかで
神田とも離されてしまった。
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彷徨いアリス