「お前を逃がすわけには行かないんだ!!」
物凄い脂汗を飛び散らせながら追いかけてくる教祖にビビりながら
ゴーレムの向こうの神田にどうにかしろと叫べば
短く分かったと切られた後、一瞬の間をあけて
目の前のドアがスパっと縦横に切り刻まれ崩れ落ちた。
「うそー」
まさか目の前のドアが崩壊とは知らずに
速度を早めた足をとめられず、そのまま瓦礫に突っ込むように盛大に転がる。
トマもその後ろからぶつかりそうになったが、どうにか足を踏ん張り耐えた。
「梓様、お怪我はありませぬか!?」
痛たと言いながらホコリを払って立ち上がるが特に
身体を痛めた様子もなかったので大丈夫とトマに囁いた。
「おい、これはどういう状況だ」
こっちが聞きてぇわ!!先にプリズンブレイク(脱走)しやがってと
怒鳴りそうになるのを抑え、あいつに変な儀式の生贄にされそうになっていたと
油ギッシュダッシュ爺(教祖)を指させば、お前は貴重なノア様への贄だと
叫びながら物凄い形相でとびかかってこようとしたので、流石にギャーと悲鳴をあげる。
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彷徨いアリス