さて、ついて来たのはいいんだけれど、これからどうしようか。
私は、どうやら歩きながら出来事を整理した結果・・・…当たり前だろうけど、この世界の住人ではないらしい。(しかし言語げんごは通じている感じ)

うん。私の世界は日本だし・・・・・・こんなヨーロピアンな建物見たことないし・・。
――いや、パソコンとかテレビなんかの画面を通してならあるけど。(最大の家族旅行も沖縄くらいよ、まず日本から出てすらいないからね)

現実的に考えると何で日本の私の家からこんな場所まで来たんだって事になるんだけど。
ヨーロッパまでは少なくとも5時間?…・・・いや・・・・・・もっと時間はかかるはず。

だけど、目を覚ましたら此処ここに倒れてた。ぶっちゃけ・・・あんまり超常現象とか・・・・・・そんな非科学的な事は信じないタイプだけどさ。

こんな、身をもって体験しちゃったら・・・…ねぇ。

そういえば、一時期トリップ夢とかハマってたな、懐かしいわ。
何だっけ?・・・・・・ああ。アニメとか・・・…の世界に移動する事だっけ?

とりあえず、そのトリップで来たのなら・・・帰る方法もトリップでしか帰れないよね。
大抵たいていの場合は神様に手違いで殺されたりすることが多いんだけど……まさか、私も現実世界で死体になってたりとか……はは、笑えない。


私がずっと相当思いつめた顔をしていたのか。――はたまた、彼が紳士すぎるのか……白髪の少年が私の顔をのぞき込んで安心させるように大丈夫と微笑んだ。


「とりあえず・・・夜もふけて来ましたし。――そろそろ、何処どこかで宿を探しましょうか」

アレンの言葉に無言で私はうなずくと、前にもこの町に来たらしい神田を先頭に人里の明かりがともる方へ歩いていった。
人里に近づくと、なにやら今日は近くでお祭りがあるらしかった。
どんちゃん騒ぎをする住民や遠くでラッパのような物の音が聞こえる。
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彷徨いアリス