「あ、あの…私…その」
「えっと……あっそうだった!!」
普段はお喋りでうるさいと言われる少女がやけに言葉に詰まりつつ謝罪をしようとすると
それを知ってか知らずかアレンが遮るように半裸のまま前のめりに倒れ込んだ。
「ちょっ…何してんのアレン君」
急に真剣に拝むように土下座しだす少年。こっちが日本人だからとりあえず何かあったら土下座で乗り切ろう的な
間違えた海外のジャパニーズイメージかな、と困り切っていると少年は衝撃の言葉を口走る。
「お願いです!!女性である梓さんにも今回の任務ついてきて欲しいんです!!」
「え……ええええええええ!?」
宿に少女の絶叫がこだました。
次回、梓ちゃん死す!!に繋がるルート進行具合を何とか全力で回避しようと
最大限もっている全てのスキルをフル活用し、何とか行かずにすむよう
説得してみたり、脅してみたり、泣きついてみたりと色々試した。
しかし、一人は申し訳なさそうにもう一人は進まない話に若干キレつつ拒否することを拒否してきたので
ロープでぐるぐる巻きにされながらついていくしかなかった。
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彷徨いアリス