警告?でもそれが引きずりこむことには変わりないじゃない。
少し行きすぎた警告だとツッコむも、彼女はソレは私じゃないと否定した。

私じゃないってじゃあ誰……?

『産まれてこれなかった子』

え、アンナさん子供を身ごもったまま身投げしたの?
いや、でも彼女はきっとそういう人じゃない。

案の定彼女はこうなるまで知らなかった。確かに心当たりがないわけではないが
当時は彼への絶望の方が強く、まさか子供を宿しているなどと思わなかったと続けた。

そして私にはもうどうすることも出来ないのだとすすり泣く。

まっ待って!?ベイビーは生まれてこなかったのにどうして物理的に人を
しかもだいの大人の男達を引きずり込めるの!?
私を引きずり込んだ正体はどう見てもアンナさんだった。

『そう。私の姿をしているけど、アレはもう私ではない……皆が言う亡霊。
どうやら私は死ぬ時に彼を憎む気持ちも湖に落としてしまったのかも知れないの。
最近、何かの不思議な力を借りてあの子がそこに形を造ってしまった』

ごめんなさいと叫ぶアンナさんを遮るように、光の筋を割って青白い女の腕が伸びてきた。
いつの間にか掴んでいたアンナさんの手も消えていたことに気付き、慌てて青白い腕を払いのけようとかまえる。
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彷徨いアリス