「これが今日から君のイノセンス武器だよ」
化学班の人から受け取って、頭を下げる。
「忙しい中ありがとうございます」
しかし手の平にのるほどの一見携帯ストラップみたいな
鉄状の棒の先に球体、その周りにいぼいぼと鎖がついたのを渡されても
めちゃくちゃリアクションに困るんですけど。
一生懸命作ってくれたのに、これ……投げて相手にぶつけた方がまだダメージ通るでしょとか
思ったが言わないように努力し、引きつった顔で再度礼を述べてポケットにしまおうとすると
慌てて説明された。
「それは
明けの明星っていうんだ!!
梓さんのいうように今は持ち運びがしやすくなってるけど
解と唱えながら上に軽く投げてみて!!」
促されるまま、指示された言葉を唱えてポンッとなげると
一瞬で私の背丈の半分のでかさになった。
「うわっ…えっ、すごっ」
丸形のまわりについたイボイボがこれなら痛そう。
片手で持てる重量で、女性の私でも何とか扱えそうで安心した。
聞けばなるべく軽量かつ丈夫な素材を採用したらしい。
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彷徨いアリス