最初に目に留まったのが運悪く神田だった。
うげっと声を出し、回れ右をしてみなかったことにしようとしたが
人を見てなんつー声を出すんだお前と苦言を呈された。
「いや〜、絶賛絶交中だったっしょ?うちら」
あんたも避ける。なら私も避ける。
それに意味もあるか。
「おい」
ハッキリと絶縁しているのにまた声をかけてきた神田に
苛立ちながら振り返れば相変わらず端正な顔を引きつらせた
彼の切れ長の瞳と視線が交差する。
「なに?見てわからないかな?忙しいんだけど、これから梓ちゃん
ガールズコレクションin教団のお披露目パーティーすんだから」
「ガールズ?は?……あー、アレだ。前のは…その、悪かった」
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彷徨いアリス