「奇妙な死に方?」

「変死しているのは、若者や子供ばかり。
ほとんどが病気を抱えているわけでも、何か事件に巻き込まれたわけでもない」

コムイは痛ましそうに瞳を伏せ、頭痛がするのかこめかみを抑えながら呟いた。

「これまでに分かっているだけでも100人近くが変死している」

「100人!?――それはえぐい」

「…で、その変死ってのはどんなのだ?」

こいつ、100人って聞いてびびらねぇのかよと神田を睨みつけるも無視される。
神田的には変死の方が気になるらしい。

「一日に最低一人、多いと三人程度が街のどこかでまるで
見せつけるように吊り下げられた状態で見つかる。
………身体の一部がない状態で」

苦々しそうに呟くコムイに、任務というだけでなく本当に
この件に関して心を痛めていることがわかる。

「ある者は頭、ある者は片腕や片足…目、中には内臓だけ抜かれた死体もあった」
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彷徨いアリス