「それがイノセンスの仕業だと思う?」
コムイに問いかければ分からないと首を振られた。
ただ、悲劇……特に人の死はAKUMAを産む。
ゴクリとコムイの説明の意図が分かり息をのむ。
「この街を中心に、AKUMAの襲撃事件が増えている。
僕の予想があたっていれば…おそらくこの街が」
「ある種の、AKUMA製造基地になっているかも知れない?」
ゆっくりとコムイに質問すれば静かにうなずいた。
だとすれば、こうしている間にもどんどん増えているに違いない!!
「その街の人たち、危ないんじゃ!?」
「いや、その街ではまだAKUMAの出没は聞いていない」
「でっでもそれだって時間の問題じゃ「それはないだろう」…な!?」
隣の神田の言葉に弾かれるように、睨めば涼しい顔で淡々と説明される。
「いいか?AKUMAを作るには、第一に人間の体と魂が必要になってくる。
もし狭い街でAKUMAを襲わせてみろ?あっという間にAKUMAに必要な人間がいなくなるだろ」
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彷徨いアリス